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掲載日:2022年12月20日
Q 田並尚明議員(民進・無所属)
先ほどラグビー場改修工事のことに少し触れましたが、レガシーは建物がつくるのではなく、そこで行われるすばらしい試合や選手やチーム、そして関係者の皆様の熱い思い、そういったものの積み重ねが歴史となり、レガシーをつくり出していくのだと思います。ラグビーワールドカップ2019も、もちろん成功させなければなりませんが、それだけが目標ではないはずです。ワールドカップを手段として、その後もビッグゲームを誘致し、文化的存在価値があり、また収益性を上げ、日本を代表するラグビー場に育てていくことが大事であり、それがレガシーの創出なのだと考えます。それがあって、初めてラグビーワールドカップの成功と言えるのではないでしょうか。
そのためのコンテンツの一つとして、幸いにも熊谷市にはオリンピック出場選手も多く所属する女子7人制ラグビーチーム、アルカスクイーン熊谷があります。併せて、埼玉スタジアム2002が浦和レッズのホームグラウンドのように、熊谷ラグビー場がトップリーグのラグビーチームのホームグラウンドになるよう働き掛けることができないでしょうか。フランチャイズとまではいかないまでも、地元チームという意識を醸成していくことで、新たなラグビーファンを生み出し、ラグビーが文化としてまちに根付き、そのことがラグビーワールドカップの成功や熊谷を、日本を代表するラグビーの聖地に育てていくことにつながるのだと思いますが、知事のお考えをお伺いいたします。
A 上田清司 知事
議員お話しのとおり、ラグビーワールドカップの成功と真のレガシーは、大会後も、日本代表戦やトップリーグの試合が数多く開催され、大勢のファンでにぎわう日本一のラグビー場を実現することではないかと思います。
そのため、ラグビーワールドカップに向けた気運醸成の取組を通じて、「ラグビーの聖地熊谷」としてのブランド力の向上、競技人口やファン層の拡大を図らなければなりません。
例えば、埼玉県ラグビー協会や共催である熊谷市と連携し、県内全小学校でタグラグビーの授業を行ってもらうよう取り組むなど、ラグビーの普及に努めておるところです。
また、平成28年度はトップリーグの試合を2日間開催いたしました。来年度以降も、より多くの試合を熊谷で開催していただけるよう、日本ラグビー協会に働き掛けを行っております。
現在、トップリーグはフランチャイズ制の導入は行われておりませんが、日本ラグビー協会としては、各チームに、ホームグラウンドを持ってもらいたいという意向があると聞いております。
各チームの関係者に、臨場感あふれるラグビー場や地元熊谷市の人たちの温かい声援、スムーズな試合運営などを感じてもらい、熊谷ラグビー場をホームグラウンドにしたいと思ってもらえるように取り組んで行かなければならないと思います。
そして、熊谷ラグビー場をホームグラウンドや準ホームグラウンドにしたいというチームが現れれば、県としてはそれを歓迎したい、このように思います。
幸い、本県には、成功事例として、浦和レッズのホームスタジアムでもあり、サッカーの聖地として日本代表戦も開かれる、埼玉スタジアム2002がございます。
生まれ変わる熊谷ラグビー場が、ラグビーワールドカップのレガシーとして、全国に誇れる聖地になるよう、努めてまいります。
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