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掲載日:2022年8月18日
Q 井上 航議員(県民)
ラグビーワールドカップ2019、東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて、気運醸成や選手育成がますます重要となってまいります。気運醸成は、質問1で提言を行った会場への集客という大きな課題にも直結します。
そこで提案したいのは、スポーツ×アニメの取組です。スポーツを題材にしたアニメ・漫画は数多く存在します。子供のときに見たアニメ作品がきっかけでスポーツを始めて、プロ選手になった人も大勢います。例えば、サッカーアニメ「キャプテン翼」については、中田英寿さんをはじめジダンなど海外選手もこの作品の名を口にしています。現にオリンピックのPRに当たっては、東京都がアニメ・漫画の活用を始めています。障害者スポーツ普及啓発映像「Be The HERO」を作成し、「YAWARA」や「20世紀少年」で知られる浦沢直樹さんが車椅子テニスの国枝慎吾選手を描き、「キャプテン翼」の高橋陽一さんがブラインドサッカー日本代表チームを描くなど、スポーツ×アニメの取組を行っています。
埼玉でもアニ玉祭をはじめアニメを活用した様々な観光振興策を展開しており、アニメの聖地としてのブランディングも高まってきています。そこで、オリンピック競技やラグビーを含め多様なジャンルのスポーツを切り口に、ゆかりのある作品を探すとともに、ゆかりを作ってもらう働き掛けに動いてはどうでしょうか。例えば、キャラクターたちが試合をする会場が県内の実在の競技場ということになればいかがでしょうか。オリンピックという世紀の大イベントを控えた今だからこそ、東京都の「Be The HERO」のように特別に動いてもらえるチャンスがあるかもしれません。また、東京都の事例を参考に、埼玉県ゆかりの作家さんに特別に競技に合わせたイラストや、埼玉を舞台にスポーツをするシーンを描いてもらうことも大きな活用効果があるかと思います。
個人的には、埼玉がオリンピックの会場となる競技であり、海外でも絶大な人気を博し、現在は特に台湾をはじめとするアジア圏から作品の舞台となった湘南・鎌倉を聖地巡礼する観光客が増加しているというバスケットボールアニメ「スラムダンク」との連携を検討してほしいと考えております。ラグビー、オリ・パラの気運醸成や将来を担う子供たちの夢や目標を与えるツールとして、埼玉のアニメ活用のノウハウを使わない手はありません。
以上を踏まえ、スポーツ×アニメの取組について、県民生活部長に伺います。
A 稲葉尚子 県民生活部長
スポーツを題材にしたアニメや漫画は、その競技を知ったり、始めたりするきっかけとして子供たちに大きな影響を与えています。
1970年に、当時の浦和市立南高等学校のサッカー部をモデルとして漫画化、アニメ化された梶原一騎氏原作の「赤き血のイレブン」も、現在の本県のサッカー人気を支える原動力の1つになっているところです。
最近では、議員御指摘の通り、射撃競技を題材とした「ライフル・イズ・ビューティフル」やラグビーを題材とした「オール アウト」など様々な競技が漫画化、アニメ化されてきています。
今後は、これら本県の開催競技を題材とした漫画やアニメとのコラボも東京2020オリンピック・パラリンピックやラグビーワールドカップ2019に向けた気運醸成の一環として検討してまいります。
リオデジャネイロオリンピックのフラッグハンドオーバーセレモニーでは、安倍首相のスーパーマリオとともに「ドラえもん」や「キャプテン翼」の映像が流れ、日本のアニメを大いに世界にアピールしました。
本県はアニメの一大聖地であり、10月に開催された第4回アニ玉祭には、3万4,000人が来場しています。
埼玉観光サポーターである「クレヨンしんちゃん」や「らき☆すた」など、本県を舞台としたアニメも豊富です。
スポーツアニメに加え、これら県内ゆかりのアニメ作家とも協力して東京2020オリンピック・パラリンピックやラグビーワールドカップ2019を盛り上げていけるよう、働きかけを行ってまいります。
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