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掲載日:2022年8月18日

平成28年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(井上 航議員)

リオ五輪現地視察で得られた成果と課題について

Q 井上 航議員(県民

次の東京2020オリンピック・パラリンピック開催まで、あと4年となりました。その準備に当たっては、今回のリオ大会が大いに参考になります。上田知事におかれましては、早々に自らは赴かず、職員を派遣するという方針を明らかにされたという経緯がございます。この職員派遣によって得られた成果及び今後の埼玉県の課題について、知事にお伺いいたします。

A 上田清司 知事

「リオ五輪現地視察で得られた成果と課題について」でございます。
事務方からの報告を取りまとめました。
まず成果でございますが、第1は、会場責任者やスタッフに直接会うことによって、会場をはじめその周辺の状況を確認できたことでございます。
具体的には、ボランティアの配置状況や活動の様子、外国人観戦客に対する多言語対応の状況、会場へのアクセスなどです。
第2は、事前キャンプ誘致のために14か国のオリンピック委員会関係者と情報交換を行うとともに、本県のPRができたことでございます。
11月には、ブラジルオリンピック委員会のキャンプ誘致責任者が来県し、本県でのキャンプ実施に向けての視察が行われました。
第3は、各国の文化、産業のPRの状況が確認できたとのことです。
リオデジャネイロ大会の期間中に設置されていたジャパンハウスでは、日本の様々な魅力を紹介しており、入場者は延べ8万2,000人を超え、世界に向けた情報発信の場として大きな役割を果たしていたそうでございます。
国内外から多くの観戦客が集まる2020年の東京大会の絶好のチャンスとしてとらえ、本県のチャンスにもつなげたいと考えます。
次に、直接視察したことによって様々な課題も確認できたという報告を受けております。
第1に、試合終了時刻が深夜となる競技が多く、電車の終電が早いケースがあり混乱が見受けられたことです。
東京2020大会では、試合時刻に合わせた交通対策やボランティアの配置など、本県での受入れ体制を検討していく必要があります。
第2に、多言語対応については、競技会場内の案内板は英語とポルトガル語の表記でしたが、その他の案内表示はポルトガル語のみの表記がほとんどで、分かりづらかったとのことでございます。
第3に、外国人観光客から要望が最も多いWi-Fiの整備については、空港やホテルでは整備されていたものの、競技会場では整備が不十分であったことでございます。
東京2020大会では、Wi-Fiや多言語表示の整備など安全で、安心できる案内体制が整えられることが必要と考えます。
視察によって得られた成果や課題を、2020年の東京大会に向けた本県の受入体制の整備に十分に活かしていかなければならないと考えます。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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