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掲載日:2023年9月25日

平成29年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(畠山   稔議員)

伊奈備前守忠次公を活かした観光拠点づくりについて

Q   畠山   稔議員(民進・無所属

現在、伊奈町では江戸時代に徳川家康に従い、治水、土木改善等に力を発揮した偉人で、町名の由来にもなった伊奈備前守忠次公を生かした町の活性化に取り組んでいるところでございます。この事業は、忠次公が陣屋を構えた丸山・丸の内地区において散策路を整備し、案内看板等を設置するなど当時の雰囲気が残る環境を生かしながら、多くの方に町の歴史、文化に触れていただくものであります。また、事業の実施に当たっては、地元住民などが立ち上げた協議会を中心に展開しているところで、平成29年2月には第1回散策路整備イベントが開催されたようでございます。今年度も10月と2月にイベントを開催し、平成30年度までに1,220メートルの散策路を整備していくと聞いております。
さて、この地域には、ほかに二の丸跡や土塁、さらには障子の桟のような仕切りのある障子堀など貴重な資産がございます。障子堀につきましては良好な状態で発見されましたが、現在保存のため埋め戻されている状況であります。地元住民をはじめとする多くの方から全体像を明らかにして展示してほしいとの意見もございます。私は、障子堀の展示のほか、地区やその周辺に歴史資料館、駐車場やトイレを整備することで、現在伊奈町が実施しているまちづくり事業の効用を更に高めることができるものと考えます。
本地区一帯は市街化調整区域で、埼玉県の史跡にも指定されており、開発等が制限されている中、伊奈町では平成29年2月、有識者、地元住民からなる伊奈氏屋敷跡保存活用計画策定委員会を立ち上げ、伊奈氏屋敷跡の保存活用の計画の整備の方針を策定すると伺っております。
障子堀をはじめとする歴史的文化遺産は、伊奈町民のみならず埼玉県全体の財産でもございます。県として全力で地域の活性化を応援していただきたいと思いますけれども、教育長の御所見をお伺いいたします。

A   小松弥生   教育長

議員お話しの伊奈氏屋敷跡は、現地を訪れるとわかるとおり、土塁や堀などの保存状態の良さと歴史的重要性から県指定の史跡になっております。
障子堀につきましては、現状のまま保存するため埋め戻されておりますが、県内での発見例は少なく、学術的にも重要な遺構でございます。
伊奈町は、昨年度、伊奈氏屋敷跡の本質的な価値を確認し、将来に向けた保存・活用や整備・公開の在り方についての基本的な計画を策定することを目的に、「伊奈氏屋敷跡保存活用計画策定委員会」を設置いたしました。
この委員会は、学識経験者のみならず、地域の商工会、観光協会、地元代表の方々などからなり、県の教育委員会職員もオブザーバーとして参加しております。
今後、障子堀の適切な保存や効果的な展示等の活用方策をはじめ、ガイダンス施設、駐車場などの便益施設の整備についても、この委員会において、検討が進められるものと考えております。
県といたしましては、このような歴史文化遺産を中核とした地域の活性化を目指す伊奈町の取組に対し、学術的な助言や、専門的な立場からの情報提供など、全力で支援してまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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