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掲載日:2023年5月10日
私の地元であるさいたま市中央区を流れる一級河川鴻沼川は、大宮区の陣屋橋を起点とし、埼京線沿いを南下し、一級河川鴨川に合流する延長約10キロメートルの一級河川です。
この鴻沼川の流域では、かつては農業が盛んで、鴻沼川自体も昭和30年代に土地改良事業により農業用排水路として整備されました。その後、一気に流域の都市化が進み、急激に人口が増加したため、鴻沼川の役割が大きく変貌し、平成2年に準用河川、平成9年に一級河川に指定されました。その翌年の平成10年9月の台風5号では、3,775戸もの大規模な床上・床下浸水が発生し、私の地元旧与野市、現在のさいたま市中央区でも甚大な被害を受けました。おかげさまで、その後の河川整備により、ここ最近は大きな被害はありませんが、鴻沼川の治水対策として調節池の整備が計画されており、さいたま市が整備を計画している与野中央公園内にその調節池が配置される予定で、県と市で調整を進めていると聞いております。
与野中央公園は、計画されたのが昭和59年であり、30年以上が経過し、その公園整備はまさに地元住民の長年の悲願です。調節池の整備が進まなければ、公園の整備が進みません。そこで、与野中央公園に設置する調節池に関して、現在の県と市の調整状況と今後の見通しについて、県土整備部長にお伺いいたします。
一級河川鴻沼川は、農業用排水路として土地改良区や地元市が管理していた当時からたびたび氾濫し、沿川では大きな浸水被害が発生しておりました。
平成9年の一級河川指定後、県では河川激甚災害対策特別緊急事業や床上浸水対策特別緊急事業などにより、河床の掘削、地下河川及び桜木調節池などの整備を実施し、鴻沼川の治水安全度の向上に努めてきたところです。
御質問の調節池につきましては、さいたま市と県との協議により、市が拡張を計画している与野中央公園内に整備することとし、現在、公園管理者である市が用地の取得を進めております。
平成29年9月には、調節池の容量を4万5,000立方メートルとし、拡張される公園の南側部分に整備することで市と合意いたしました。
今後は、地質調査を行うとともに、調節池の形状や構造などについて協議を進め、市と連携しながら早期に調節池の工事に着手できるよう取り組んでまいります。
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