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掲載日:2023年5月10日
ラグビーワールドカップ、東京オリンピック・パラリンピック競技大会によって世界中から埼玉に注目が集まります。これはスポーツの振興だけでなく、埼玉の文化振興・発信にとって絶好の機会であります。オリンピック憲章では、スポーツを文化・教育と融合させ、生き方を探求していくとうたっており、開催国ではそれぞれ工夫を凝らした華やかで力強い様々な文化プログラムを実施しております。それは競技大会の盛り上げをけん引し、その国や地域への関心や理解を深める役割も果たしております。本県には、幸いにも盆栽や細川紙、蔵づくりの町並み、妻沼聖天山など魅力あふれる文化資源が多数集積しており、県内の文化活動へのマンパワーも相当なポテンシャルがあると常々感じております。
例えば、埼玉県では唯一の国宝指定建造物「歓喜院聖天堂」を有する妻沼聖天山では、ラグビーワールドカップ2019の開催される年の4月に23年ぶりとなる御開扉も開催されることが決定するなど、地域の伝統や文化の発信について機運が高まりつつあるのです。このような絶好の機会を捉え、正に「魅力発信 埼玉」を大いに展開すべきと考えるのであります。
そこで、これらの世界的な大会に向けて、本県が誇る地域資源や文化の発信にどのように取り組まれるのか、上田知事に御見解をお伺いいたします。
ラグビーワールドカップ2019、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会は、本県で育まれた文化芸術の魅力を世界にアピールする絶好の機会です。
世界中から多くの人が埼玉を訪れるこの時期に「和」の文化を発信することは、日本人の美意識や礼儀・礼節を重んじる心、秩序や協調、自然への関わりを伝える意義深いものだと考えております。
県内にはユネスコ無形文化遺産に登録された秩父祭や川越氷川祭の行事、各地の伝統芸能など多くの文化財があります。
こうした地域資源に様々な角度から焦点を当てて、その価値と魅力を再認識することで、埼玉の文化を発信することができます。
そこで、県では10月から12月にかけて「埼玉文化フェスタ」と冠し様々な文化イベントをこの期間に短期的に集中して開催したいと考えております。
その中には「和」の文化の祭典「埼玉WABISABI大祭典」や貴重な文化資源である伝統芸能を生かした「伝統芸能フェスティバル」があります。
また、アニメと漫画の祭典「アニ玉祭」や高齢者が主体となる「世界ゴールド祭」、障害者が主体となる「埼玉バリアフリー文化プログラム」も実施したいと考えております。
2020年に向けて、より充実した「文化の祭典」に育ててまいりたいと考えております。
さらに、両大会を盛り上げるには県、市町村、各種団体が主体の文化事業が県内各地で開催され、子供、高齢者、障害者などあらゆる人が参加することが大切です。
オール埼玉による力強い文化プログラムで、本県の文化の魅力を世界に発信していきたいと考えます。
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