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掲載日:2023年5月10日
地域包括ケアシステムの構築には、介護人材の確保が大前提となります。そして、人材不足は相変わらず介護業界が直面する最大の課題の一つであります。先日、所沢市内で介護事業者の生の声を聞く「公明党介護懇談会」を開催した折に、人材確保について埼玉県は給与では東京都にはかなわない。女性が多い職場でもあるし、是非働きやすさで勝負できないかとの御意見をいただきました。大変貴重な御意見であり、本県の人材確保にヒントをいただいたように思いました。
これまで、埼玉県においては我が公明党の提案を受け、介護職員しっかり応援プロジェクトを平成25年から立ち上げ、新人職員合同入職式の実施をはじめ、モデル給与表の導入やコバトンハートフルメッセージなど、介護職員を応援する取組を全国に先駆けて行ってきております。
そこで、今回はこの応援プロジェクトをもう一段、バージョンアップさせてはどうかと提案をしたいと思います。例えば、大阪府堺市は介護事業者による職場改善事例の共有会や職場環境自己点検ツールなどを実施しているそうであります。このほかにも、健康維持や職場環境改善のためにできることは、まだありそうです。他の先進事例も参考にして、埼玉県の介護職員しっかり応援プロジェクトを是非ともバージョンアップしていただきたいと思います。知事の御所見を伺います。
県では、老人福祉施設協議会など現場の関係5団体と「介護職員しっかり応援プロジェクト」を立ち上げ、介護人材の確保、定着、イメージアップの3つの視点で様々な事業に取り組んでおります。
これは、公明党からの御提案でもございました。
議員お話しの働きやすい職場環境を目指す取組として、職員の身体的負担を軽減する介護ロボットの導入費の補助を実施しております。
また、離職率が高い傾向にある新任介護職員を対象とする研修や交流イベントの実施により、知識の向上とともに職員の仲間づくりを進める取組も行っております。
介護の現場は女性が多い職場のため、施設内に保育施設が整備されると、子育て中の方も安心して介護の仕事を続けることができます。
そのため、介護施設内で保育施設を運営する方法や実際の整備事例を事業者に紹介するなど、整備が進むように取り組んでまいります。
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