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掲載日:2023年5月10日
平昌で行われた冬季オリンピックが昨日閉幕いたしました。日本選手は、金4個を含む、過去最高の13個のメダルを獲得いたしました。選手の皆さんの健闘をたたえたいと思います。
さて、開催が決まったときにはまだまだ先と感じられたラグビーワールドカップと東京オリンピック・パラリンピックが迫ってきています。
ところが、心配なことがあります。最新の県政世論調査によると、県営熊谷ラグビー場がラグビーワールドカップの開催会場になっていることを知らない県民の方が、まだ3分の2もいます。ワールドカップへの関心度を見ると、「関心が低い」という回答が前回調査の69.3%から、昨年の調査では72.3%とむしろ増えてしまっているんです。オリンピック・パラリンピックについては、埼玉県内でサッカーやゴルフが行われることを知っている人が4割弱、バスケットボールで2割弱、射撃については1割の方しか知りません。市町村とも連携して両大会の周知を進め、開催に向けた機運醸成とおもてなしの準備に、より力を入れなくてはなりません。
開催施設などのハード面の準備も重要です。埼玉スタジアム2002では、オリンピックにおいても多くの来場者が訪れると見込まれます。埼玉スタジアムについては、自由民主党議員団としても観客席の交換やカフェテリアの設置、Wi-Fi等の設置の予算化を働き掛け、実現できたことは、埼玉県のおもてなしの準備に大きな前進と考えています。熊谷ラグビー場では、大型映像装置の設置や既存のスタンドの改修工事などが進んでいます。埼玉県として、ラグビーワールドカップとオリンピック・パラリンピックの開催を成功に導き、すばらしいレガシーをどのように残すのか、知事のお考えをお伺いいたします。
A 上田清司 知事
両ビックイベントのレガシーは、単に施設だけではなく、大会を通じて、「子供たちの夢」や「地域の誇り」、あるいは「和の精神」や「おもてなしの心」といった日本や埼玉の魅力をしっかり次世代に引き継いでいくことだと考えております。
そのために重要なことは、第1に、県民一人ひとりにこれらの大会のすばらしさ、楽しさを「知って」いただくことでございます。
平成30年度はこれらを全県に広めるとともに、経済界としっかりタッグを組み、インパクトのある催しで県民に強くアピールしてまいります。
例えば、オリンピック・パラリンピックの2年前には、大規模商業施設などを活用したイベントで比較的関心の薄い若者や女性の認知度を高めてまいります。
また、ラグビーワールドカップでは、500日前、1年前といった節目にカウントダウンイベントを実施するとともに、日本代表戦のパブリックビューイングを県内各地に展開いたします。
第2に、多くの県民にこれらの大会に「参画」していただくことでございます。
国内外から来県するお客様をおもてなしの心で迎えるボランティアにはその貴重な機会となります。
お客様との心温まる触れ合いは、ボランティアの皆さんにとってかけがえのない経験となるかもしれません。
また、事前キャンプなどの実施で生まれる諸外国との交流も、地域の方々や子供たちにとって貴重な参画の場でございます。
さらに、聖火リレーのランナーとして走っていただいたり、沿道で応援するという参画もございます。
一人でも多くの県民の皆様に、ラグビーワールドカップ、オリンピック・パラリンピックに自ら参画していただくように取り組んでまいります。
第3に、世界最高のプレーを「体感」していただくことだと思います。
いよいよ今年8月末に、臨場感あふれる熊谷ラグビー場が完成いたします。
去る2月20日には、ラグビー強豪国のアルゼンチンのヘッドコーチが改修中の熊谷ラグビー場を視察に訪れ、大変高い評価をいただきました。
多くの県民に新しいラグビー場においでいただき、世界最高レベルの技とスピードが交錯する熱い戦いを目に焼き付けていただきたいと思います。
埼玉県が世界に誇るさいたまスーパーアリーナや埼玉スタジアム2002など4会場でも世界最高のプレーが繰り広げられます。
ここ埼玉の地で白熱した試合が行われ、「埼玉」の名が世界に発信されることは、正に私たちの「誇り」として深く心に刻まれます。
こうしたレガシーをしっかり次世代につないでいけるよう今後とも両大会の成功に向けて、全力で取り組んでまいります。
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