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掲載日:2023年5月10日
埼玉県には、川に関する日本一が2つあります。一つは、県土に占める河川面積が3.9パーセントで日本一、もう一つは、川幅で荒川の鴻巣市と吉見町の間が2,537メートルで日本一となっています。上田知事の就任以来、これらの他県にまさる資産を生かす川の再生の取組が進められてきました。平成20年度からは、4年間で100か所の川を再生する水辺再生100プラン、平成24年度からはスポット的な整備から市町村のまちづくりと一体となって川の再生を線的、面的に拡大する川のまるごと再生プロジェクト、そして平成28年度からは市町村の地方創生や観光振興、地域振興の取組と連携させる川の国埼玉はつらつプロジェクトに取り組んでいただいています。
越谷市は川が多く、水郷のまちと言われています。これまでにも上田知事が就任されて以来の水辺再生100プラン、そしてまた川のまるごと再生プロジェクトなど様々な事業を活用し、地域の方々が水辺で花を育て、川沿いを安全に歩けるように変わった姿が見受けられて、うれしく思っています。
平成28年度から取り組まれているこのプロジェクトには、越谷市では元荒川と新方川をプロジェクトの事業箇所にしていただき、地域の方々と協議会を開催し、整備内容等について検討が進んでいます。元荒川と新方川を生かし、地域振興などの取組と連携していく本プロジェクトには、地元の方々も大いに期待をしているところです。そこで、現在の進捗状況と今後の見通しについて、県土整備部長にお伺いいたします。
本プロジェクトの対象となる元荒川は、越谷市の中心市街地を流れ、沿川には埼玉鴨場や越谷レイクタウンなどがあります。
また新方川は中心市街地の東側を流れ、キャンベルタウン野鳥の森や越谷総合公園が隣接しております。
市の提案は、こうした資源を生かすため、2つの河川の遊歩道を整備し、まちなかの道路と一体となった回遊ルートを形成するとともに、親水広場などの拠点を整備し、まちの賑わいを創出するというものです。
遊歩道につきましては、元荒川では約10キロメートル区間、新方川では約9キロメートル区間において、既存の道路を使いながら河川敷を連続して歩けるようにする内容となっております。
平成29年度は、地域住民の皆様、関係団体、市及び県による協議会を開催し、川の利活用や整備内容、維持管理について検討してまいりました。
県では、元荒川の中川合流点近くの左岸側で140メートル、また新方川では越谷市総合体育館近くの両岸で300メートル、堤防上の遊歩道の工事に着手してまいります。
今後の見通しですが、引き続き協議会での検討を進め、順次工事を実施してまいります。
また越谷市においても、河川敷と一体となって活用される公園や川からまちに人を誘導する案内看板などを整備していく予定です。
今後も、地元の皆様と意見交換を通して、元荒川、新方川を生かした『水郷こしがや』ならではの魅力あるまちづくりに寄与できるよう、取り組んでまいります。
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