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掲載日:2021年12月28日
Q 千葉達也 議員(自民)
埼玉大橋は昭和47年の供用開始以来、近隣自治体住民の日常の生活道路として、また県域を越えた地域間を結ぶ経済の大動脈として多くの方々に利用されております。
加須市と板倉町は、利根川と渡良瀬川の二大河川に挟まれた低平地であり、過去にはカスリーン台風に代表されるように幾度も洪水被害に見舞われた歴史もあります。北川辺地域は記録に残っているだけでも、1786年から1947年の161年間に81回もの水害に見舞われており、地域の歴史は水害の歴史といっても過言ではないと思います。
加須市と板倉町を結ぶ利根川新橋の早期建設及びその架橋にかかる幹線道路の整備は、災害時の広域避難経路や緊急物資輸送経路を確保するため、第一次特定緊急輸送道路である国道125号と国道354号を南北に結ぶ広域的な交通ネットワークの構築に大きな役割を果たし、地域防災力の強化につながります。
以前の質問でも新橋の必要性について質問させていただきましたが、今回は令和元年の台風第19号のときに加須市が実施した市民アンケートの中で、「北川辺地域から埼玉大橋を渡って、市内騎西地域の避難所まで約2時間以上」との回答が25%を超え、中には3から4時間を要した方もいたという結果を踏まえ、災害時の広域避難経路や緊急物資輸送経路の観点から質問させていただきます。
埼玉大橋の対岸にある北川辺地域の本年度の避難計画では、コロナ禍の影響で避難所のスペース等の問題により、原則として他県への避難はできない状況となり、埼玉大橋を渡って埼玉県内に避難しなくてはならない計画となっておりました。埼玉大橋の対岸には、現在1万1,000人を超える埼玉県民が生活をしております。
県民の命を守るという観点からも加須・板倉利根川新橋の早期建設促進は必要であると考えますが、県の考え方について、県土整備部長にお伺いいたします。
A 北田健夫 県土整備部長
埼玉県と群馬県の境を流れる利根川への新橋建設につきましては、複数の箇所で、それぞれの期成同盟会などから請願や要望を頂いております。
利根川などの大河川を渡り、他県にまたがる橋りょうの建設につきましては、多額の事業費を要することに加えて他県の意向や架橋位置、取付道路など調整すべき事項が数多くございます。
一方で、県が管理する橋りょうの多くで老朽化が進んでおり、災害に強い道づくりの観点から、計画的に修繕、架換えを行うとともに大規模地震の発生に備え、耐震補強を行っているところです。
今後も、今ある道路機能を健全に保ち、県民の皆様が安全かつ安心して利用できるよう取り組むとともに、御質問の橋りょうにつきましては、周辺の交通状況や土地利用の動向なども踏まえ、広域的に整備の在り方を群馬県とともに研究してまいります。
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