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ページ番号:209404
掲載日:2021年12月28日
Q 阿左美健司 議員(自民)
スクールカウンセラーは、児童生徒に対する相談のほか、保護者及び教職員に対する相談、教職員等への研修、事件・事故等の緊急対応における被害事故生徒の心のケアなど多岐にわたる業務を行っており、学校の教育相談体制に大きな役割を果たしています。
埼玉県では、スクールカウンセラーの報酬として日額2万5,750円が支給されていますが、勤務は1日から3日と少なく、スクールカウンセラーの収入だけで生活するのは難しいのが現状です。
スクールカウンセラーは、大学院卒クラスの学歴や臨床心理士などの資格が要件とされ、こうした専門性の高い優秀な人材をいかに確保するかという課題がありますが、埼玉県の場合、その身分は会計年度任用職員です。毎年の更新が必要となる上、高い専門性、専門知識が求められる仕事内容にしては冷遇されているとしか思えません。つまり、不安定を受け入れられる人でしかできないのです。
東京都は来年度、日額4万4,000円で1,500人募集するとのことです。東京都へ人材が流れて埼玉県で確保できないおそれもありますので、スクールカウンセラーの勤務条件の改善が急務だと考えますが、どのようにお考えか、教育長にお聞きします。
A 高田直芳 教育長
スクールカウンセラーの勤務条件については、年間の勤務日数や1日の勤務時間、期末手当の支給の有無など都道府県によって異なっております。
そのため、正確な比較は困難ですが、期末手当を含めた報酬を時給に換算した額は、近県と比較した場合、東京都を除けば大きな差はございません。
勤務日数については、他の勤務先と兼務されている方も一定程度いることから、週1日から3日の勤務としており、そのうち週1日勤務が59%、週2日が27%、週3日が14%となっております。
今後、より多くの日数を勤務していただけるよう、本人が希望する場合には可能な限り3日の勤務とすることで、スクールカウンセラーが安心してその専門性を発揮できる環境づくりに努めてまいります。
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