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掲載日:2021年12月28日
Q 阿左美健司 議員(自民)
いじめやいわゆる学級崩壊等の低学年化が指摘されており、様々な生徒指導上の問題の未然防止や解決を図るためには、小学校にスクールカウンセラーをしっかりと配置し、小学校での支援を適切かつ確実に中学校に引き継ぎ、継続的に支援をしていくことが重要です。つまり、小学校できちんとした対応をすることにより、中学校、高校での不登校、不適応、さらには、ひきこもりなどの問題を減らすことが期待できます。
また、先生たちへの影響も問題です。スクールカウンセラーの配置が定着していない小学校では、養護教諭がスクールカウンセラーの役割を果たさざるを得なくなるなど、ほかの教員への負担が増しております。
こうしたことを考えてみても、小学校へのスクールカウンセラーは、月1回、半日程度の配置では十分ではありません。先生は子供たちの問題を一人で抱え込んでしまうことが多いので、先生のメンタル面、精神衛生上の問題も生じかねません。
ほかの先生方からスクールカウンセラーは忘れた頃にやってくるなどと言われている現在の状態では、スクールカウンセラーとしての本来の役割が十分果たせていません。私は更なる増員が必要だと考えますが、いかがでしょうか。すぐには無理というのなら、将来的にどの程度までにしたいなど、教育長のお考えをお聞かせください。
A 高田直芳 教育長
議員お話のとおり、小学校で課題を抱える児童に寄り添った支援を行い、その課題や支援内容を中学校に引き継いでいくことは、児童が抱える様々な問題の未然防止や解決に重要であると考えております。
学校では、まずは担任など身近な教職員が児童の相談に乗り、その中で、スクールカウンセラーなどの専門的知識に基づく助言を管理職とも共有しながら、学校全体で相談体制を築いていくことが大切です。
小学校のスクールカウンセラーについては、順次配置を進め、現在、全校配置となったことを踏まえ、その専門性が学校全体の支援にどのように活かされているかなど、効果的な活用策について検証を進めております。
スクールカウンセラーの更なる増員につきましては、まずは配置の効果などの検証を進め、その結果を踏まえ、検討してまいります。
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