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ページ番号:209412
掲載日:2021年12月28日
Q 阿左美健司 議員(自民)
平成13年3月に皆野寄居有料道路が開通し、平成30年3月には皆野秩父バイパスが完成したことにより、秩父地域の交通利便性は着実に向上していると感じております。さらに、皆野寄居有料道路の通行料金がもう少し安くなれば、秩父地域の皆様が利用しやすくなり、この道路の便利さを実感していただけるのではないかと考えます。
有料区間は約6.9キロメートルですが、普通車が片道430円、往復で860円は高いという地域の声をよく聞きます。通勤で熊谷方面へ毎日利用すると、1か月で1万円以上かかってしまいます。そのために、本当は秩父に住みたいのに秩父圏外へ住まいを移してしまう方もいます。
また、皆野寄居バイパスを延伸した皆野秩父バイパスの先に当たる小鹿野町の皆さまからも強い要望があります。
また、秩父市大田地区には秩父みどりが丘工業団地があり、多くの企業が進出しています。私は、常々この道路が秩父地域の住民のみならず、秩父地域経済に資するよう多くの企業の方々にも使っていただける道路になってほしいと思っております。
利用が増えれば、今後の延伸ルートとして要望している(仮称)長尾根バイパスの利用促進にもつながることと考えますので、希望は無料化ですが、通行料金の値下げも含めた皆野寄居有料道路の利用促進への取組について、県土整備部長へお伺いします。
A 北田健夫 県土整備部長
皆野寄居有料道路は、現道である国道140号の交通渋滞緩和や秩父地域へのアクセス強化を目的とし、有料道路事業を導入して早期の整備を図った道路でございます。
御質問の通行料金の値下げを含めた利用促進への取組につきましては、建設時に借り入れた資金を着実に返済できるよう計画交通量を確保することが大変重要となります。
皆野秩父バイパス開通後の平成30年度の1日当たりの平均交通量は7,051台で、計画交通量の90%となっておりました。
しかしながら、新型コロナウイルスの影響を受けた令和2年度は5,991台で、計画交通量の76%となっており、料金の値下げにつきましては大変厳しい状況となっております。
埼玉県道路公社では、割引のある回数券を地元の商工会やコンビニエンスストアなどで委託販売をしております。また、地域イベントに参加して有料道路のPR活動や回数券販売を行っております。
さらに、令和2年4月からは電子マネーのスイカやパスモを導入し、料金所の利便性向上を図るなど、有料道路の利用を促進する様々な取組を実施しております。
県といたしましては、引き続き、道路公社と連携しながら、より多くの方に皆野寄居有料道路をご利用いただけるよう努めてまいります。
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