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掲載日:2026年3月17日

令和8年2月定例会 代表質問 質疑質問・答弁全文(田村琢実議員)

県内経済の活性化について-農産物のネーミングについて

Q 田村琢実 議員(自民)

本県は、令和8年度予算案においてももうかる農林業の推進を掲げ、県産農産物のブランディングや輸出支援に注力しています。しかし、どんなに優れた品質であっても、その魅力を一瞬で消費者に伝え、愛着を持ってもらうための名前が戦略的に機能していなければ、その投資効果は半減してしまいます。
そこで、以下の点について伺います。
まず、本県を代表するお米として親しまれてきた「彩のかがやき」は、その名に彩の国埼玉のアイデンティティを出し、県民に深く浸透してきました。しかし、その後継として登場した「えみほころ」については、言葉の響きこそ穏やかですが、埼玉県産であるという確固たるイメージや「彩のかがやき」から連なる後継品種としての物語性が乏しいと言わざるを得ません。今後、新たな農産物を世に送り出す際、消費者が一目で埼玉の誇りを感じ、かつ定評ある既存ブランドの信頼を引き継ぐようなネーミングとすべきと考えますが、知事の認識を伺います。
次に、本予算案では県輸出重点3品目として、茶、米、イチゴを掲げ、プロモーションを強化するとしています。特に「あまりん」に代表される高品質なイチゴについては、AIを活用した栽培技術の汎用化など先進的な取組も進められています。これらのすばらしい産品を県内外へ展開するに当たっては、生産技術のみならず、ネーミングを含めた埼玉ブランドとしての統一感ある戦略が必要です。県産農産物の名前が埼玉県の認知度向上と農業者の所得増大に直結する強力な武器となるよう、公募の在り方や選定プロセスの改善を含めた対策が必要と感じます。輝かしい埼玉農業の未来に向けた知事の所見を伺います。

A 大野元裕 知事

農産物のブランディングにおいて、品種の固有のポテンシャルとネーミングは重要な要素であると考えます。
県育成品種の名前は、覚えやすく、特徴が連想でき、埼玉県産であるなど、他の品種と差別化できるよう選定してきたつもりでございます。
議員御指摘のお米の「彩のかがやき」や梨の「彩玉」などは、「彩」を付けることで、埼玉県産をイメージさせることができます。
他方、品種の特徴を表現した名前で、消費者にその品種の魅力を分かりやすく伝えてブランド展開を行う品種として、いちごの「あまりん」、「かおりん」などがございます。
「えみほころ」は、食べたときにお米の粒感と甘みがしっかりと感じられる特徴があり、私も試食した際に、思わず、にっこりしてしまいました。
そのため、「えみほころ」を食べていただいた皆さんにも「顔がほころび、笑みがこぼれる」ようになってほしいという思いからこのネーミングとさせていただいたものでございます。
これがベストかどうかはわかりませんが、「笑み」がこぼれていただきたいという思いはぜひ伝えられればと考えています。
今後、新たな農産物においても、その品種ごとの特徴や魅力、市場から一定の評価を頂いている既存品種のブランド力などを踏まえ、県民が「埼玉の誇り」を感じられるようなネーミングとしてまいりたいと考えています。
次に、公募の在り方や選定のプロセスの改善を含めた対策についてであります。
優れた県産農産物を国内外へ広く展開していくためには、その農産物の特徴や魅力を生かす名前やその強みを踏まえた栽培から販売までの一貫したブランド戦略が鍵となってまいります。
議員お話しのいちごの「あまりん」は、開発当初、収量性の低さや収穫時期の遅さについて生産者の方々から不評の声も頂いておりました。
しかしながら、「あまりん」という名前のとおり、食べた瞬間の際立つ強い甘みとほのかな酸味の特徴を最大限発揮できるよう、生産者と共に高品質、良食味ないちごの生産に努めてきた結果、今では非常に高い評価を頂き、本県を代表するブランド農産物となりました。
これまで県育成品種の名前の多くは、生産者団体や職員などから募集した候補を基に、商標などの知的財産権の調査を行った上で決めてまいりましたが、今後、開発される品種の名前につきましては、生産者から消費者まで幅広い県民から公募するとともに、選定に当たっては、外部専門家の御意見も頂くなど、新たなプロセスを検討したいと思います。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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