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ページ番号:170402

掲載日:2022年8月15日

令和元年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(岡田静佳議員)

医師確保に関する大学等との連携について

Q   岡田静佳  議員(自民

埼玉県は全国5位の人口がありますが、国公立大学の医学部がありません。埼玉医科大学に頑張っていただいているほか、自民党医療懇話会や自民党国会議員の地道な活動により国の岩盤規制に風穴をあけ、順天堂大学医学部附属病院の誘致にもこぎつけました。しかし、医師不足の現状を考えると、大学医学部の誘致に一層取り組んでいく必要があると考えます。
所沢市には早稲田大学所沢キャンパスがありますが、もともと医学部の誘致を目指していたものを断念した経緯があります。去年就任した新総長は、医学部新設構想を掲げているとの情報もあります。早稲田大学には、是非とも埼玉県に新たな医学部を設置していただくよう頑張っていただきたいと思います。また、順天大学医学部附属病院を誘致したように、国の岩盤規制に風穴をあけるべく埼玉県でもできる限りの支援をしていただきたいと考えますが、保健医療部長の御所見を伺います。
医学部の県内新設は本県の医師不足対策に有効なものですが、医師養成には時間がかかります。そこで、大学ではありませんが、所沢市の防衛医科大学校やその附属病院と連携することで即効性のある対策が図れるのではないでしょうか。防衛医科大学校は毎年80人の医学生が入学しており、これらの医学生を教育するため、最先端の医療機器や研修体制が整備されています。附属病院は、ほかの大学病院と同様に誰でも受診できるだけでなく、高度な医療を提供しています。
こうした医師を養成するための施設や、教育体制の整った防衛医科大学校や附属病院が本県にあるのは大変ありがたいことだと思いますし、本県の医師確保に関して連携していくべきだと考えます。医師不足に悩む地域医療の充実に協力いただけないものかと考えますが、保健医療部長の所見を伺います。

A   関本建二   保健医療部長

まず、早稲田大学の医学部設置についてです。
現時点で、早稲田大学は公式には医学部設置を表明しておりませんので、まずは県から早稲田大学の意向を確認したいと思います。
その上で、早稲田大学が県内に医学部を設置するということであれば、県としても積極的に応援してまいります。
次に、防衛医科大学校や附属病院との連携についてです。
防衛医科大学校病院は、第三次救急を担う救命救急センターや災害拠点病院など、県の医療体制において重要な役割を担っています。
防衛医科大学校を卒業した医師は、後期研修では、基幹施設である防衛医科大学校病院に籍を置きますが、連携施設として他の病院にも数か月間勤務することになります。
その中には西埼玉中央病院など県内23の医療機関が含まれています。
また、退官後も多くの医師が、県内の医療機関で働いており、防衛医科大学校が所沢市にあることにより、県内の医療体制に貢献いただいております。
一方、所沢地区では、夜間・休日における小児科の救急医療を当番で運営する、小児二次救急輪番体制の空白日が生じているという課題があります。
現在、この空白日の解消に向けて、輪番病院への医師の派遣などができないか、防衛医科大学校病院と協議を行い、前向きに検討いただいております。
防衛医科大学校や附属病院と連携して、さらなる地域医療の充実に努めてまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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