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掲載日:2022年8月15日
Q 千葉達也 議員(自民)
利根川に架かる埼玉大橋は、埼玉県東北部に位置する加須市と群馬県東毛地域に位置する板倉町をつなぐ橋りょうであり、昭和47年の供用開始以来、近隣自治体住民の日常の生活道路として、また、県域を越えた地域間を結ぶ経済の大動脈として多くの方々に利用されております。
このような中、国土交通省道路局が実施した道路交通センサスにおける一般国道交通量調査によると、埼玉大橋における12時間当たりの自動車類交通量は、平成17年度が1万3,973台、平成22年度が1万5,208台、平成27年度が1万6,966台と年々増加しており、慢性的な交通渋滞が発生している状況であります。
さらには、加須市と板倉町は利根川と渡良瀬川の2大河川に挟まれた低平地であり、過去にはカスリーン台風に代表されるように幾度も洪水被害に見舞われた歴史もあります。そのため、水害対策における広域避難経路の確保は、加須市、板倉町の両市町の共通した重要な行政課題であります。したがいまして、加須市と板倉町を結ぶ利根川新橋の早期建設及びその架橋に架かる幹線道路の整備は、災害時の広域避難経路や緊急物資輸送経路を確保するため、緊急輸送道路である国道125号と国道354号を南北に結ぶ広域的な交通ネットワークの構築に大きな役割を果たし、地域防災力の強化につながります。
過日の台風第19号のときには、北川辺地域から埼玉大橋を渡って市内騎西地域の避難所へ向かった方の中には、到着するまでに2時間30分もかかってしまったという住民の方もいらっしゃいました。人や物が双方向で活発に交流する地域経済の活性化につながる、この加須市と板倉町を結ぶ利根川新橋の早期建設が大いに望まれております。現在、加須市長、板倉町長を中心に、加須・板倉利根川新橋建設促進協議会が結成され、実現に向けて活動を行っております。
そこで、県土整備部長にお尋ねいたします。利根川に架かる新たな橋りょうの建設に関する県の考え方について、御所見をお願いいたします。
A 中村一之 県土整備部長
御質問の新たな橋りょうについては、平成30年3月に加須市と群馬県板倉町による「加須・板倉利根川新橋建設促進協議会」が設立されたことは承知しております。
一方、本県と群馬県の境を流れる利根川への橋りょうの建設につきましては、複数の期成同盟会などから請願や要望を頂いております。
現在、本県では、両県を結ぶ橋りょうの老朽化が進んでいることから、埼玉大橋をはじめ、武蔵大橋や刀水橋の修繕工事を群馬県と共同で実施しているところです。
御質問の新たな橋りょうについては、両県を結ぶ橋りょう周辺の交通状況や土地利用の動向などを踏まえ、広域的に整備のあり方を群馬県や地元市町と研究してまいります。
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