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掲載日:2023年12月28日
Q 平松大佑 議員(県民)
国の戦略が策定されるのを待つために、時期を遅らせて戦略を策定しているのにもかかわらず、各指標の目標値は、国の戦略策定以前に策定された環境基本計画あるいは5か年計画の数字が使われています。遅らせた意味がないと考えますが、いかがでしょうか。
A 細野正 環境部長
地方公共団体が策定する生物多様性保全戦略は、法律で、国の戦略を基本として定めるよう努めるとされています。
国の戦略を見て、「自然共生サイト」といった新たな制度や、エリア別の戦略だけでなく、県全域で取り組む横断的・基盤的戦略を設ける必要性など、大変役立ったものがございます。
指標につきましては、戦略素案では19指標を設けております。このうち、埼玉県5か年計画又は埼玉県環境基本計画に掲げられている指標は8指標です。
数値目標については、議決計画であり県の最上位計画である埼玉県5か年計画や、環境分野の総合的な計画である埼玉県環境基本計画との整合を図る必要があります。
こうしたことから、指標の目標年度、目標値については上位計画と同様にしているところです。
他方、戦略素案には、上位計画にはない指標を11指標設けており、これらの指標は国の戦略の指標を参考にするとともに、学識経験者や自然保護団体などから構成される埼玉県生物多様性保全戦略改定検討委員会の御意見を踏まえ、目標値を設定しております。
再Q 平松大佑 議員(県民)
御説明は頂いたわけなんですけれども、当然、整合性を取るのであれば、2030年のネイチャーポジティブを実現する、その担保とする戦略ですから、新たに、こちらの方をベースにして5か年なり環境基本計画の数字を修正していくという、そういう発想じゃないといけないと思うんですけれども、そういう視点には立てなかったんですか。
再A 細野正 環境部長
埼玉県5か年計画は県の最上位計画で、議決をいただいた大変重要な計画でございまして、改定についてこの時点で申し上げることはいかがなものかと考えております。
やはりこの埼玉県5か年計画にしっかりと取り組んでいくことがネイチャーポジティブにつながっていくことでございますので、まずはしっかりそこをやっていきたい。埼玉県5か年計画自体の指標がたやすいものではございませんので、そこに向かってまずしっかりやっていく、このように考えております。
再々Q 平松大佑 議員(県民)
正直、よく分からないんですよね。当然、5か年計画、大切な計画です。私も委員として参加させて、意見を言わせていただきました。それはそれとして、大切なものですと。
ただ、ネイチャーポジティブを2030年に実現するとなったときに、やはりそこの各指標の目標値というのが、きちんとそれを目指すようなものじゃなきゃいけない。だからこそ、国の戦略の策定、先ほど知事から御紹介いただきましたけれども、待って進められたわけじゃないですか。それが、なぜ古い数字なのかというのは全然分からないんですよね。考え方をもう一度お聞きしたいと思います。この数字ではなかなか難しいんじゃないか、ちょっと次の質問にも重なりますけれども、思うんですけれども、お考えをお聞かせください。
再々A 細野正 環境部長
私どもは古い指標という考え方ではなくて重要な指標で、この目標もしっかり達成しなければ、その次は展開しないという風に思っていますので、議員からは古いというお話はありましたけれども、そういう認識はございません。
また、国の戦略策定の手引きというものがございます。これによりますと、計画期間は8年間でございますので、進行管理を丁寧に行って、より良いものへとステップアップしていくことが、見直しをしてステップアップしていくことが大事だと書いてあります。
また、他の計画との整合を図ることが、実効性や評価の効率性を高めると書いてありまして、そうした観点で今回の策定作業を進めているところでございます。
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