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掲載日:2024年7月12日
Q 関根信明 議員(自民)
皆さん、クオッカという動物を御存じでしょうか。サイドブックスにも出しておりますが、カンガルーの小さくなったものでございまして、日本で唯一、この埼玉県の動物自然公園にいるものでございます。
クオッカとは、オーストラリアに生息する絶滅危惧種の有袋類です。「日本一幸せな動物」としても有名です。そんなクオッカが、東松山市にある埼玉県こども動物自然公園で、日本で唯一、飼育されております。先日の読売新聞等でも、クオッカのクラウドファンディングの件が取り上げられておりました。
なぜ日本でここだけなのか調べましたところ、同公園の田中園長がオーストラリアの動物園協会に乗り込まれ、熱心な誘致活動をされたためとのことでした。慣れない膨大な英語の資料を作成され、何度も厳しい審査を受けたようで、困難も多かったと思います。
こうした困難を乗り越えつつ、これまでのコアラの飼育実績なども踏まえ、2020年3月には4頭の誘致が決定し、現在、9頭まで増えたとのことです。今ではクオッカ見たさに、子供だけでなく、若い女性も単身で訪れるようになったと聞いております。
そこで、知事に質問いたします。
この全国に誇れるクオッカですが、これまで県ではどのようにPRしてきたのでしょうか。例えば、私案でございますが、狭山市にある「コアラのマーチ」で有名なロッテ工場がありますが、そこと地域限定商品をコラボ開発できないか働き掛けするなど、もっと積極的にPRすべきだと考えますが、知事のお考えをお伺いいたします。
A 大野元裕 知事
クオッカがこども動物自然公園に贈られた令和2年8月、駐日オーストラリア大使と一緒に、私もその愛らしい姿を見て大変癒やされるとともに、マスコミにも周知し広報に努めました。クオッカを多くの方に見ていただきたいと思っており、その意味でも、今日御質問に取り上げていただいたことに感謝をしたいと思っています。
動物園では、オリジナルグッズの製作や販売、SNSなどによる広報をしております。私も令和4年のチャリティ歌謡祭に出演する際、オリジナルTシャツを着てクオッカをPRをいたしました。
また、企業と連携し、これまで、東武東上線駅でのポスター掲示、飲料メーカーの商品パッケージへの写真掲載を実施をしていただきました。現在、地元企業のトラックにラッピングをしていただいております。
さらに今月から、クオッカの屋内展示室を新設するための寄付募集を開始しPRしているところであります。
また、県では広報紙や公式SNSで取り上げるほか、バーチャル埼玉内のこども動物自然公園ブースにおいて3Dクオッカを展示するなどの広報を行っています。
クオッカが本県の魅力の一つとして今後も愛され育まれるよう、今月、同公園の園長と庁内関係課の職員とで今後のPRに向けた意見交換会を開催し、民間事業者とのコラボ企画の提案も出されました。
県と動物園がワンチームとなって民間企業も巻き込みながら、様々な媒体を活用し、クオッカを積極的にPRすることで、動物園に多くの方にお越しをいただくとともに、本県の魅力発信を一層進めたいと考えます。
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