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掲載日:2023年12月28日
Q 渡辺大 議員(自民)
本年7月、国連食糧農業機関(FAO)から、武蔵野の落ち葉堆肥農法が世界農業遺産に認定されました。県にも多大なるお力添えを頂いており、誠にありがとうございます。来年には、ローマでの国連食糧農業機関による認定書授与式が予定されており、是非、知事にも御臨席いただきたいと思います。
今回の世界農業遺産への認定という評価からも、落ち葉堆肥農法は伝統農法並びに地域農業の維持発展材料として大変有意義であると思われます。今回の認定を契機として世界規模での事業展開も考えられるところ、埼玉県として今後の本農法の推進・発展のための支援を期待したいところです。他地域では県が事務局を担っているケースもあります。
そこで、今後の世界農業遺産に対する埼玉県のPR活動を含めた更なる支援について、知事の御所見を伺います。
A 大野元裕 知事
武蔵野の落ち葉堆肥農法の世界農業遺産認定を、武蔵野地域及び県全体の活性化につなげていくためには、県内外や海外への情報発信が極めて重要と考えます。
県は、武蔵野の落ち葉堆肥農法 世界農業遺産推進協議会の一員であり、6月に行われた国連食糧農業機関FAOの現地調査では、私自身が審査機関の委員に直接PRを行うなど、地域と一体となって取り組んでまいりました。
認定後は、彩の国だよりへの特集記事掲載、県庁オープンデーや彩の国 食と農林業ドリームフェスタにおける展示、私自身のSNSなどで情報発信を行いました。
また、落ち葉堆肥農法の理解を促進するため、武蔵野地域における野菜収穫体験や落ち葉掃きイベント、シンポジウムの開催などを通じ、都市住民との交流も推進しております。
認定を受けた7月以降、協議会は県外21団体を含む25団体317名の視察を受け入れており、落ち葉堆肥農法への関心の高まりを実感しています。
今後、落ち葉堆肥農法を更に全国に発信するため、バーチャル空間による新たな魅力発信のツールであるバーチャル埼玉も活用をいたします。
また、全国植樹祭関連イベントなどの機会を捉えた効果的な情報発信や観光産業との連携により、県産農産物の知名度向上や消費拡大、交流人口の増加につなげます。
議員御指摘のイタリアのローマで開催される予定の認定証授与式への参加については、まだ日程の調整ができておりませんが、これを契機として、海外でPRするなど、埼玉県の誇りである伝統農法の発展に取り組んでまいります。
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