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掲載日:2023年12月28日
Q 渡辺大 議員(自民)
児童自立支援施設は、種々の理由により生活指導等を要する児童を入所させるなどして、児童の自立を支援することを目的とする施設です。児童自立支援施設である県立埼玉学園には10戸の寮があります。寮舎では、職員である寮父母と家族が児童と起居を共にし、子供たちと家族のように暮らしており、その中で情緒の安定を図ることを目指しています。ここは、通常の県の管理する公共施設とは異なり、子供たち、寮父母家族が生活の本拠として暮らす家なのです。
この寮、大体古いんですが、最も古いもので昭和44年建築、現在、築54年です。築54年の建物は老朽化が激しく、断熱効率も極めて悪いため、夏はとても暑く、冬も非常に寒く、エアコンも効きづらいとのことです。夏の室内にはナメクジがはい回り、子供たちや寮父母家族は自分たちが大切にされているとは感じづらい環境に置かれています。ただでさえ劣悪な家庭環境などを原因として児童自立支援施設での生活をしているような子供も多い中、子供たちの自己重要感をインフラの面からも損なっていると思います。
子供たちが自分たちは大切にされている、インフラの面からもそう感じられるよう、寮舎の改修の必要性は高いと考えますが、福祉部長の御所見をお伺いします。
A 金子直史 福祉部長
埼玉学園については、埼玉県庁舎・公の施設マネジメント方針に基づき、令和2年度にアセスメント評価を受けており、「適切に維持管理し長寿命化を図る」とこういった方向性が示されております。
一方、埼玉学園は、児童が24時間生活している場であり、また個室化を求められるなど施設の在り方が変化してきております。
こうしたことから、児童相談所の一時保護所も含めて建て替えや修繕を行う必要性が生じていますので、入所児童の意見も聞きながら、今後、計画的に進められるよう検討してまいります。
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