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掲載日:2023年12月28日

令和5年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(渡辺大議員)

歩行者、高齢者、障がい者等利用者に更に優しい道路に-段差の解消-

Q 渡辺大 議員(自民)

道路構造令の変更により、歩道は15センチ盛り上げていたマウントアップ型から5センチの盛り上げであるセミフラット型に変更され、新設される歩道については段差の低減が図られています。ただ、それでも縁端、はじっこは2センチの高さが基本とされていますが、各種調査では利用者の不便の声は強いです。縁端1センチの高さのものなどがありますが、それでも車椅子、シルバーカー、高齢者などには、なお障がいとなっているとの声が聞かれます。
縁端高さを一部ゼロセンチメートルや全部ゼロセンチメートルの構造を採用した取組もあり、自転車、車椅子など障がい者、高齢者などには段差がなく利用しやすい構造です。他方、視覚障がい者は認識しづらいという側面があるので、縁端に色を着けるなど、その点についての配慮が必要かと思います。
そこで、歩道の段差の解消について、県土整備部長の見解を伺います。

A 金子勉 県土整備部長

議員お話しのとおり、歩道の縁端部の段差につきましては、国土交通省が定めた道路の移動等円滑化基準に基づき、2センチメートルを標準としております。
車椅子利用者や高齢者の方にとっては段差が無い方が望ましい一方で、視覚障害者の方々は、ある程度の段差を望んでおり、道路利用者の特性によりまして望ましい構造は異なっている状況でございます。
熊谷市では交通バリアフリー基本構想に基づき、双方の意見を反映し、ブロックの縁端部の段差を一部無くすとともに着色した事例があり、一部の県管理道路においても採用しております。今後も市町村と連携し、道路利用者のさまざまな意見を踏まえながら、地域の状況に応じた効果的な対策を実施してまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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