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掲載日:2024年10月23日
Q 新井一徳 議員(自民)
このままでは県庁働く場に選ぶ人は減る一方です。最終合格倍率の2倍割れもすぐそこです。
県庁の将来を憂う若手の声も十分に酌んだ上で、今こそ働き甲斐のある魅力ある職場をつくるべきです。二言目には人事院勧告に基づいてというのではなくて、経営者たる知事の責務として、給与や昇任のあるべき姿を模索し、他団体に先駆けることが優秀な職員の確保には必要だと私は考えます。知事の考えをお伺いします。
A 大野元裕 知事
県庁が、働く場として若者に選ばれるためにも、魅力ある職場づくりが重要との考えについては、私も同じ思いであります。
給与や昇任のあるべき姿を模索することは必要と考えますが、お話しがあったように他団体に先駆け、本県独自の給与や昇任制度を導入するには、先ほど総務部長が答弁したとおり法令上の制約があります。
議員から「今こそ改革を」とのお話を頂きましたが、他団体に先駆け、埼玉県といたしましては、DXの第二段階に入った今、特に今年度からは、本県独自の取組として強力にTXを推進し業務プロセス改革に着手しております。
アップスキリングを、例えば、声高らかに宣言しても実際に目先の業務に追われてしまえば、意欲ある職員が自らを高めることは不可能です。TXを進めることで、職員にはプロジェクトや創造的な業務等、やりがいのある仕事に集中して取り組んでもらう、あるいは、生み出した時間でアップスキリングにチャレンジして、自己表現につなげてほしいと考え、改革を推進しております。
また、在宅勤務の推進、若手の意見も取り入れたフリーアドレスエリアやワークラウンジの設置、フレックスタイム等の導入により、時間や場所に捉われない多様で柔軟な働き方も推進しております。
先ほど県庁は頑張っても報われない、若手の声が聞かれていないとのご指摘をいただきました。先般もITパスポートを勧奨され取得したのに、これを報告する制度がないとのデジカフェチャットへの書き込みがありました。そこで、私自身がこの声に対して回答し、確かに報告制度が一部欠如していたために、直ちにこれを改めさせました。
今後も、若手の声を積極的に受け止めながら改革を進め、未来を担う優秀な若手から選ばれる、魅力ある県庁づくりを他の団体に先駆けて実現してまいります。
再Q 新井一徳 議員(自民)
今、知事からは、法令上の制約があるということでおっしゃいましたが、改革をそのことによって諦めてしまうのはですね、知事は多くの分野で国にいろんな提言をされていらっしゃいますよね。そういった知事の姿勢と、私は何かその合致しないなという気がしております。
今、答弁の中でTXの話とか働き改革のお話を頂きました。それはそれで当然、やっていただくべきことなんですけれども、ちょっと厳しい言い方をしますけれども、これは論点のすり替えだと思います。
私が今質問しているのは、給与とか人事の改革をしてくださいという質問をさせていただいています。再度、答弁を求めます。
再A 大野元裕 知事
まずは、議員からお話がございました、TXやDX、行政改革、ここについては、我々もこれをゴールと考えず、不断に改革をしてまいります。
その上で、これらの改革に基づいて、できた時間等をしっかりと使っていただくためには、これを使った結果、これが人事制度の評価に繋がらなければならないと考えており、これまでとは異なる形での報告制度、先ほどちょっとデジカフェのお話をさせていただきましたが、こういったことはまずはさせていただきたいと考えております。
また、給与制度につきましては、残念ながら国の制度、人事院勧告に基づく部分はございますけれども、例えば、デジタル人材の確保であったり、あるいはこれまで硬直的であった人事制度から、これからその中間採用、中途採用を進めるなどの柔軟な制度についても、これまでも導入して参りましたけども、これまで以上に、より求められる場所に適切な方を採用できるよう、変革を重ねたいと考えております。
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