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掲載日:2024年10月23日

令和6年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(新井一徳議員)

県庁を働き甲斐のある、魅力ある職場に-改革に取り組まないのは、なぜ?-

Q 新井一徳 議員(自民)

不公平な給与制度見直し、頑張る職員が報われる給与制度を新たに構築すべきです。
私は、平成30年12月定例会で、県民の利益のためによりよい仕事をした人が報われるというインセンティブが働く仕組みをつくるべきとして、年俸制の導入を提案しました。労力と成果に見合った給与で報いるべきであり、年俸制の導入で無駄な残業も減り、結果として働き方改革にも資すると考えるからです。
もう1点、年功序列に基づいた旧態依然たる昇任制度にもメスを入れるべきです。
新卒の職員は主事から始まり、部長級になるまで各職位でおおよその年限があります。若いうちは責任ある地位に就けず、今の課長はおおむね50代です。しかし、国から派遣のキャリアには30代の課長もいます。年齢を重ねないと責任ある地位の職務をこなせないわけではないのです。
こうした改革に取り組まないのはなぜなのか、総務部長にお伺いします。

A 三須康男 総務部長

最初に議員から御提案のありました県独自の年俸制は、法令上の制約もありまして、直ちに導入することは困難ですけれども、お話のありました頑張る職員が報われる制度の構築、これは非常に大事なテーマであると認識しています。
給与面では、全職員を対象に人事評価結果を勤勉手当や昇給に反映させるなど、職員の能力や実績に応じ差を設け、インセンティブが働く制度としております。
また、年功序列とお話のありました昇任制度につきましても、適材適所の人事配置を実現するため、人事評価や昇任試験により、一定の経験を必要とはしますが、意欲・能力のある若い職員を積極的に登用しています。
議員がお考えの改革とは異なるかもしれませんが、給与や昇任制度の見直しについて、取り組んでいるところであります。

再Q 新井一徳 議員(自民)

最近よく聞くんですけれども、入庁間もない若手が転職サイトに登録するなんてことは、今いっぱいあるという話を実際に聞いています。
今、意欲とか能力のある若手を積極的に登用しているというお話をされていましたけれども、現実問題としてプロパーの30代の課長さんがいるかというと、いらっしゃらないと思うんですね。そういった部分でしっかりとした改革を私はしてほしいと思いますし、厳しい言い方をするとやったふりだけをしているように私には見えてしまいます。
実際、今の部長がおっしゃったやり方で本当に志願者は増えるんでしょうか。

再A 三須康男 総務部長

議員からのやったふりではないかというご指摘もありましたが、給与や昇任といった制度改革についてはですね、地方公務員法の均衡の原則、あるいは人事委員会の勧告を尊重するべきという立場がございますので、その中で、できる範囲の中でですね、先ほど申し上げたような改革を行っていることはご理解いただきたいと思います。
お話のなかで、それで志願者が集まるのかといったことについてはですね、私ども非常に危機感を持って様々な対応や議論しているところです。
給与や昇任制度も勿論、魅力ある職場づくりのためには大きな項目だと思ってますが、その他にもですね、仕事のやりがいとか、キャリアをアップしたいとか、健康面でフォローするとかですね、働く環境の整備、こういった諸々のことを、色んな視点での総合的な対策が必要だと考えております。また、それをしっかりと外にもアピールしていくことも大事です。
議員から通告にもありましたけど、働き甲斐のある魅力ある職場づくりに向けてですね、危機意識を持って、高めながらしっかり取り組んでまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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