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掲載日:2024年7月12日
Q 八子朋弘 議員(県民)
私たちの会派が普遍の重要課題と考えているのが、公教育の充実です。特に、特別支援教育は大切と考えており、今年度に入ってからで言えば、和光南特別支援学校、川口特別支援学校及び県立盲学校である塙保己一学園を視察してまいりました。
和光南、川口の両特別支援学校は、過密化、老朽化が進んでおり、特別教室を普通教室に転用し教室を何とか確保しているものの、狭くて窮屈な教室でたくさんの子供たちが学んでおります。大変厳しい環境の中で教育が行われていることを改めて実感しました。
また、塙保己一学園を視察したときは体育館での授業を拝見しましたが、現在、体育館は雨漏りが発生しており、先生方がバケツで雨漏りを受ける様子や、できてしまった水たまりに対し懸命に床を拭きながら授業を行う様子を目の当たりにし、早急な対応が必要だと感じました。目に見える者には目で見て難を逃れることができますが、視覚障害を持つ生徒たちには、それが見えない。衝突やスリップ事故の危険性が高い状態にあります。今は先生方が献身的な作業でリスクを下げている状態です。
3校に限らず、一日も早く環境を改善しなければならないと考えます。埼玉県では、現在、令和4年度から6年度までの期間で、埼玉県特別支援教育推進計画に基づき、順次教育環境の改善に取り組んでいただいてはおりますが、先ほど申し上げた実態などを加味し、その流れを更に加速させていただきたいと思いますが、教育長の決意を伺います。
A 日吉亨 教育長
議員お話しの過密の状況は、特に県南部、県東部の知的障害特別支援学校でみられ、喫緊の課題であると重く受け止めております。
このため、県では、特別支援教育推進計画に基づき、新たな特別支援学校や高校内分校の設置など教育環境の改善を計画的に進めてまいりました。
また、令和8年度と令和10年度の供用開始を目指し、川口特別支援学校の校舎2棟を増築する予定としております。
一方、特別支援学校を含め、県立学校では、施設の老朽化が問題となっております。
このため、概ね30年を目途に大規模改修を行うとともに、体育館の雨漏り等、緊急に対応が必要な場合については、学校の教育活動に支障が生じないよう修繕を行っております。
現在、県では、令和6年度が終期となる特別支援教育推進計画の次期計画策定に向けて準備を進めております。
次期計画の中に具体的な過密対策を盛り込めるよう、今後の児童生徒数の推移を踏まえ、様々な方策を検討するとともに、大規模改修など計画的な老朽化対策を実施し、教育環境の改善に努めてまいります。
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