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掲載日:2024年7月12日

令和6年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(八子朋弘議員)

県立男女別学校の維持について-勧告について-苦情処理機関のあり方について-

Q 八子朋弘 議員(県民)

今回のこの欠落を見つけられたのは、大野知事御自身であったと私は伺っております。苦情処理委員の単純なミスで終わらせていいのでしょうか。仮に欠落には恣意的な意図はなかったとしても、先ほどの事実誤認を拾った点といい、「その他の種類の教育」という重要な一言を落としていた点といい、私はお粗末過ぎるのではないかと思うわけです。
この委員の勧告を機に、別学か共学かという未来の子供たちの大切な高校生活のあり方が議論されてきました。また、教育委員会も、このために約1年間、膨大な時間と労力、費用をかけて議論してまいりました。この苦情処理機関のあり方について、知事の見解をお伺いしたいと思います。

A 大野元裕 知事

今回、修正部分につきましては、毎年作成をする報告書が私に提出された際に気が付いたものでありますけれども、私が修正の指示をしたということではなく、私から委員に対して、「男女共学」の後に続く「その他の種類の教育」が欠落していること、またこの条約第10条C項におきましては、「男女共学」等の推奨は手段で、その目的は男女の役割についての定型化された概念の撤廃でありますが、それにも関わらず、目的と手段が混同され、誤解されかねない書きぶりであると指摘をさせていただきました。これに対して、委員が自ら確認をし、修正をしたものであります。
この勧告書は男女別学校における「管理職の女性比率」、「教職員の女性比率」、「学科の偏向」等について問題点を掲げ、「共学化が早期に実現されるべき」との結論に至っております。
この修正は、あくまで、条文の和訳を忠実に記載し直したものであり、勧告書の結論に影響を及ぼすものとは考えていません。
このようなことを踏まえて申し上げますが、苦情処理委員はそれぞれの経験・専門等に秀でているということで、埼玉県男女共同参画推進条例に基づく第三者機関を構成していただいており、男女共同参画の視点から中立公平に職務を遂行していただいているものと考えております。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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