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掲載日:2024年2月9日

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「第11回塙保己一賞」受賞者

平成29年度塙保己一賞(第11回)受賞者

大賞

指田忠司(さしだちゅうじ)氏(64歳) 狭山市出身

指田氏障害部別:視覚障害(全盲)障害者職業総合センター特別研究員、日本盲人福祉委員会常務理事。
県立川越高校時代に両眼失明となるが、盲学校を経て早稲田大学に進学、その後卒業。

平成20年~23年まで世界盲人連合アジア太平洋地域協議会の会長を務める。視覚障害者の国際団体会長に日本人が就任するのは初めて。

平成6年より週刊点字新聞に海外の視覚障害者事情に関するコラムを連載するなど、視覚障害者の国際理解と文化交流の推進に貢献している。

奨励賞

澤村祐司(さわ澤村氏むらゆうじ)氏(36歳)   

障害部別:視覚障害(全盲) 筝・三絃演奏家(株式会社セールスフォース・ドットコム所属)

邦楽古典作品のみの全国ツアーを毎年実施するほか、朗読ミュージカルで自ら作曲し、女優と共演するなど幅広く活躍している。

平成20年、第2回八橋検校日本音楽コンクールで八橋検校賞を受賞。

熊本県立松橋西支援学校の校歌作曲、宮城県石巻市での被災地公演のほか、明治大学や母校の盲学校音楽科の非常勤講師を務めるなど後進の指導、育成にも力を入れている。

奨励賞

木村敬一(きむらけいいち)氏(27歳)

木村氏障害部別:視覚障害(全盲)パラリンピック競泳選手(東京ガス株式会社所属)

2008年北京大会からパラリンピック3大会連続出場、銀3銅3メダル獲得。

特別支援学校等でパラリンピックから得られた体験やバリアフリー社会の実現に向けた思いを伝える活動を行っている。

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会等でのイベントにおいて、アスリートの立場から日本全体を盛り上げるための今後の取組等を提言している。

貢献賞

NPO法人視覚障がい者のための手でみる博物館(岩手県盛岡市)
手でみる博物館

視覚障害者が生物標本や歴史的遺物、文化遺産の模型などを、説明を聞きながら触察することができる博物館を運営。(収蔵品はおよそ3,000点)

昭和56年盲学校の教諭であった全盲の故桜井政太郎氏の自宅にて、運営開始。

平成23年3月に桜井氏の体調不良により閉館となるものの、盲学校時代の同僚の川又氏により、同年7月にNPO法人として移転開館。現在に至る。

全国から多数の見学者があり、毎年海外からの来館者もいる。

お問い合わせ

福祉部 障害者福祉推進課 社会参加推進・芸術文化担当 『塙保己一賞』係

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

ファックス:048-830-4789

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