「第8回塙保己一賞」受賞者
平成26年度塙保己一賞(第8回)受賞者
※受賞者の年齢は、平成26年4月1日現在です。
大賞
牛窪 多喜男(うしくぼ たきお)氏(64歳埼玉県川越市)
- 障害部別:視覚障害(全盲)
- 昭和60年、第一回視覚障害者柔道大会78キロ級優勝。以降、視覚障害者の柔道界を牽引し数々のメダルを獲得。平成8年には、本県の県民栄誉賞を受賞。
- 日本視覚障害者柔道連盟理事に就任し、日本の障害者スポーツの発展に努めているほか、南田島館牛窪道場の館長として、指導に当たっている。
- 現在川越市議会議員。
奨励賞
奨励賞:朝霧 裕(あさぎり ゆう)氏(35歳埼玉県さいたま市)
- 10万人に一人の発症といわれるウエルドニッヒ・ホフマン症(進行性脊髄性筋委縮症)でありながらも、作家、シンガーソングライターとして活躍。
- 平成7年に、第10回全国ありのまま記念大賞の詩部門で大賞を受賞。
- 平成19年度、著書「命いっぱいに、恋~車椅子のラブソング~」が全国家庭科教科書に採用される。また、同年、第21回日本青年会議所主催青年版国民栄誉賞「人間力大賞・NHK賞」を受賞。
貢献賞
公益財団法人アイメイト協会(東京都練馬区)
- 昭和32年日本で初めて盲導犬育成に成功し、日本の盲導犬育成事業の先駆者として現在まで、1,200人以上の視覚障害者に盲導犬を提供。
- 昭和42年に協会が設立され、約50年。設立当初から「盲導犬は視覚障害者の目である」というポリシーに基づき、視覚障害者の自立や社会参加の環境を開いてきた。その活動は、身体障害者補助犬法の制定に結び付くものとなった。
- 盲導犬歩行国際交流セミナーを開催し、国際盲導犬学校連盟の正会員となるなど国際的な活動も展開している。※代表理事塩屋隆男
埼玉県立特別支援学校塙保己一学園PTA(埼玉県川越市)
- 埼玉県川越駅西口の違法駐輪が点字ブロックの障害になることから、平成21年、全国に先駆けて点字ブロック理解推進キャンペーンを実施。
- 広報活動では、手作りメッセージの配布や地元作業所とタイアップしたメッセージ入りの煎餅を配布するなどユニークな取組を展開している。
- 近年では、県内外の駅で点字ブロックへの理解推進キャンペーンを実施し、全国的に展開を推進しており、全国約半数の盲学校で同様のキャンペーンを行うようになっている。※会長桂田真紀江