トップページ > 健康・福祉 > 障害者(児)福祉 > 障害者の自立・社会参加 > 塙 保己一(はなわ ほきいち) 賞 > 第14回(令和2年度)塙保己一賞 受賞者
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掲載日:2021年1月21日
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※年齢は令和2年4月1日現在
富田 清邦(とみた せいほう) 氏(74歳)
視覚障害(全盲)。幼少時より邦楽に親しみ、土居崎検校に学んだ後、昭和32年上京、初代富山清琴氏に師事。同39年に開軒。同47年に巻物伝授、「富筋」の芸系を継承。 大阪・南地に源を発する富筋のレパートリーは多種多様であり、古くは箏・三味線の組歌をはじめ、あまたある手事物・端歌物などすべてを暗譜で演奏できる地歌・箏曲界の第一人者である。 昭和60年文化庁芸術選奨文部大臣新人賞をはじめ文化庁芸術祭賞や「アジア太平洋障害者の十年」中間年記念障害者関係功労者内閣総理大臣表彰、点字毎日文化賞など受賞多数。 また、自身の研究として録音製作に取り組み平成11年から「富田清邦地歌端歌物選集」などを発行。 清和会主宰。現在、社会福祉法人日本視覚障害者団体連合会音楽家協議会会長、杉並三曲協会名誉会長を務め、舞台や後進の指導にも力を注ぐ。 |
板原 愛(いたはら あい) 氏(29歳)
視覚障害。2014年3月、青山学院大学法学部を卒業し、2017年3月、早稲田大学大学院法務研究科を修了した。2018年9月、司法試験に合格(重度の視覚障害がありながら、日本で点字や読み上げソフトを使用して司法試験に合格した女性はまれである)、その後、2019年12月に弁護士登録をする。 弁護士として、企業や個人の法律相談、訴訟等を担当する傍ら、学校や企業などで講演や研修の講師を務めている。 また、日本弁護士連合会人権擁護委員会障がい者差別禁止法に関する特別部会に所属し、障害者の権利擁護を実現するため、法律制定・改正に向けた活動や障害者団体との連携など、積極的に活動している。 2019年に、第17回サフラン賞(社会福祉法人 視覚障害者支援総合センター)を受賞した。 |
福地 健太郎(ふくち けんたろう) 氏(35歳)
視覚障害(全盲)。筑波大学第2学群人間学類(教育学専攻)卒業。2008年から2011年、日本赤十字社本社人事部人事課に勤務し、2011年から特定非営利活動法人スーダン障害者教育支援の会プロジェクトマネージャーに就任する。その後、英サセックス大学で国際教育開発修士を取得。 2013年から独立行政法人国際協力機構(JICA)勤務。北海道国際センター研修業務課、人間開発部社会保障チームで業務を行う。JICA職員として、国際教育開発の専門性を生かし、特に開発途上国の障害分野行政官や障害当事者リーダー育成の分野において貢献している。 また、NGOへの積極的な参加や海外へのブラインドサッカーの普及など、社会活動にも尽力している。 2016年、第17回アフリカ教育研究フォーラム審査委員特別賞を受賞し、2018年には、第16回チャレンジ賞(社会福祉法人 視覚障害者支援総合センター)を受賞した。 |
社会福祉法人 東京点字出版所
大正15年に全盲の肥後基一氏により設立。以後、現在に至るまで、各種教養図書や辞典、医学図書等の点字図書を製作し続け、視覚障害者の自立と社会参加を支援している。 |
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