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掲載日:2021年1月21日
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和学講談所とは、寛政5年(1793年)、塙保己一によって創立された、和学の研究・教育機関です。
和学とは、国学ともいって、日本独自の精神、特に外国からの仏教や儒教などの影響を受けない日本古来の文化、日本人のこころを研究する学問を言います。
当時の国学者たちは、古語や古典文学の研究に忙しく、日本の歴史や律令を研究する余裕がありませんでした。
その状況を心配した保己一は、研究と教育の役割を担う「和学講談所」を自ら設けようと考えたのです。
保己一の後継者である息子の塙次郎のときには、小笠原諸島の帰属問題がアメリカ、イギリス、ロシアなどとの間に持ち上がります。
このとき、幕府の求めに応じて日本の領土であることを証明する歴史資料を提供したことにより、小笠原諸島が日本の領土であることが国際的に認められたのです。「塙保己一と小笠原諸島」
和学講談所の資料は、東京大学史料編纂所に引き継がれています。
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