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ページ番号:259743
掲載日:2024年10月16日
自然再生・循環社会対策特別委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されております案件は、「自然環境の保全・再生、地球温暖化・省エネルギー対策、廃棄物の処理及び資源循環社会の形成に関する総合的対策」でありますが、今回は、「農林業・農山村の循環型社会への貢献について」審査を行いました。
審査に当たりましては、執行部から詳細な説明を受け、その後、質疑を行いました。
以下、主な論議について申し上げます。
まず、「県産木材の利用促進に関する課題として、生産者の後継者不足が挙げられる。利益が生まれる仕組みがあれば解決できると考えるがどうか」との質問に対し、「県では山元に利益を還元する仕組みとして、令和4年度から、川上から川下までの特定の業者でサプライチェーンを構築し、その過程で発生する諸経費等が少なくなるように取り組んでいる」との答弁がありました。
次に、「県内市町村が整備した公共建築物の木造率の状況とその課題は何か。また、県産木材を利用促進するための課題と今後の取組は何か」との質問に対し、「国の統計では、令和4年度の木造率は5.2%である。課題は、県内市町村でも公共施設の木造化・木質化の取組に関する指針を策定しているが、専門知識やノウハウを有する職員の不足、木材利用に対する理解が浸透していないことである。また、県産木材の利用促進のためには、木造化に加え、木質化についても状況を把握する必要があるが、現状ではデータがない。今後、木質化率の調査方法も含め検討していく」との答弁がありました。
次に、「規格外農産物の利活用について、県では廃棄量や廃棄率を把握しているのか。また、廃棄せずに流通させる取組はあるのか」との質問に対し、「規格外農産物の廃棄量や廃棄率は把握していないが、流通や利活用の支援として、量販店の地場産コーナー設置の推進や加工品に活用する取組を支援している」との答弁がありました。
以上、審査経過の概要について申し上げましたが、本委員会に付託されております案件につきましては、今後とも引き続き審査する必要がありますので、閉会中の継続審査事項として御決定くださいますようお願い申し上げまして、本委員会の報告を終わります。
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