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ページ番号:259706
掲載日:2024年10月16日
総務県民生活委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されました案件は、議案5件及び請願1件であります。
以下、これらの議案等に関して行われた主な論議について申し上げます。
まず、第91号議案について、「履行期限の変更理由の一つとして、住民要望への対応に日数を要したとあるが、どのように対応したのか。また、履行期限への影響はどうか」との質疑に対し、「重機を稼働するに当たり、騒音や振動を低減してほしいとの要望があったため、稼働台数を減らし、稼働時間を制限することで対応した。このほか、近隣住民との工事協定締結の遅れや工事資材の調達の遅れ等により履行期限を変更するものである」との答弁がありました。
次に、第92号議案について、「応札者が1者であるが、応札までの経緯と理由はどうか」との質疑に対し、「本工事の入札参加可能な業者は、名簿上133者あったが、申込み、入札共に1者であり、再入札の結果、4回目で落札となった。応札がなかった業者に確認したところ、大型工事などを受注しており、技術者の確保ができなかったなどの回答があった。今後も、公正な競争入札はもとより、入札参加の拡大にも努めていく」との答弁がありました。
このほか、第83号議案、第93号議案及び第94号議案についても活発な論議がなされました。
以上のような審査経過を踏まえ、本委員会に付託されました議案5件について採決いたしましたところ、いずれも総員をもって、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
次に、請願について申し上げます。
議請第3号につきましては、請願者611名を追加したい旨の申請が請願者からあり、これを了承し、審査したところであります。
審査におきましては、不採択とすべきとの立場から、「国際紛争に関する外交政策についての判断は、正確な情報の基で、紛争の背景などを踏まえ、専門的な知見から国が主導すべきであると考える。本年6月『ガザ地区における人道状況の改善と速やかな停戦の実現を求める決議』が衆議院及び参議院において可決され、現在は政府において、ガザ地区の人道状況の改善、事態の早期鎮静化に向けて、全力が尽くされている」等の意見が出されました。
次に、採択すべきとの立場から、「イスラエルは国際世論に背を向け国際法にも違反する攻撃を継続している。今こそ即時かつ恒久的な停戦が不可欠であり、日本政府は人道的見地からも積極的に外交努力を通じて役割を果たすことが重要である」等の意見が出され、採決いたしましたところ、賛成少数をもって不採択とすべきものと決した次第であります。
次に、所管事務の調査として、「複数年の業務委託契約における価格変動への対応について」及び「セクシャル・ハラスメントの防止について」質問が行われました。
その中で、「物価や人件費が高騰した場合には、複数年契約の途中においても、変更契約を行うべきと考えるがどうか。また、建設工事のように、スライド条項を契約書に明示すべきであると考えるがどうか」との質問に対し、「適正な履行を確保する観点から、業務委託においてもスライド制度などにより契約後の価格変動への対応が必要であり、関係課と調整をしながら制度導入について検討を進めている。また、スライド制度導入後は、契約書にしっかり明示することで価格変動に対応していく」との答弁がありました。
次に、「『セクシュアル・ハラスメント防止等に関する要綱』に、具体的な禁止事例を盛り込むべきではないか。また、具体的な禁止事例を周知徹底するべきではないか」との質問に対し、「具体的な禁止事例は、運用通知や職員ポータルサイトで周知している。今後も研修資料の充実を図るなどして、より多くの事例を示していく」との答弁がありました。
なお、当面する行政課題として、県民生活部から「令和6年度における指定管理者の選定について」及び「スポーツ科学拠点施設整備運営事業について」の報告があり、種々活発な論議がなされましたことを申し添えまして、本委員会の報告を終わります。
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