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掲載日:2023年12月15日
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NPO法人ワールド・サポート・プロジェクトは平成30年にNPO法人として設立され、東南アジアを中心に環境整備、文化交流、日本での不用品を再利用する活動での支援を行っています。川口市市産品フェアでは、主にフェアトレード商品を販売しており、今回で4回目の参加になるそうです。
今回は、10月27日~29日に川口オートレース場で開催された「川口市市産品フェア2023」を訪れ、取材してきました。
川口市市産品フェアは、毎年10月~11月頃に開催されます。川口市で作られた「市産品」を広く知り、使って、広げてもらうことを目的としており、例年多くの企業や団体が出展し、川口市を盛り上げています。
会場に到着し、さっそく出展ブースを訪ねてみると、コーヒーやハーブ、木製のパスケースといった製品が並んでいました。
海外で収穫された農産物を輸入・販売し、イベントで得た利益の一部を現地の小学校や障がい者施設に還元する「フェアトレード」を実施しており、ラオスの農園で収穫されたコーヒーや青色ハーブ・バタフライピーの原料を輸入しています。この原料は、福祉施設にてコーヒー焙煎・コーヒードリップバッグとして商品化されます。
ラオスコーヒーのアラビカ種は苦味が控えめで、ほのかな酸味と甘味のある爽やかで素朴な風味が特徴です。
バタフライピーは青色のハーブティーで、見た目もきれいでおいしいと評判です。
今回のイベントでは、木製の製品の販売もしていました。木の廃材や端材を利用して編み込むように作られているこの製品に、武蔵野編(むさしのあみ)と名付け、新しいアートの世界づくりを目指しています。耐熱、耐水に優れ、様々なデザインを可能にする武蔵野編は、東南アジアにもその技術を伝えることで、新たな交流の架け橋となります。
理事の荒川様にお話を伺いました。
——今回のイベントを通じて伝えたいことは何ですか?
フードロスのことやSDGsのことなどを多くの人に知ってもらいたいです。例えば、多くのかたは100円均一などのお店の商品を選びがちですが、フェアトレードの商品にも意義や理由があって、自分にできるSDGsな活動の一つになるということを理解していただけたらなと思います。
——今後の活動の展望についてお聞かせください。
様々な催し物等に参加して、活動のPRをしていますが、さらに多くのPRの場を確保したいですね。こうした活動について難しく考えすぎないこと、深刻になりすぎないことも大切です。楽しくやることが、継続の秘訣だと思っています。その楽しさについて、私たちの活動を通じて多くのかたにお伝えしていきたいですね。
取材を受けていただきありがとうございました。
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