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掲載日:2024年2月15日
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NPO法人民族フォーラムは、平成16年に設立され、川口市を中心に活動し、ベトナム・ミャンマー・バングラデシュといった国の支援、国際イベントの出展などの事業を行っています。
今回は、令和5年12月16日に川口駅前市民ホールフレンディアで開催された「多文化ふれあいフェスタ」で、ミャンマーやバングラデシュについての出展をするとのことで、実際に訪れ、取材しました。
川口市主催で開催された多文化ふれあいフェスタは、「世界の食を通じて隣人を知ろう!」をテーマとしており、様々な国の食品や物品を買うことで、国際交流やSDGs、フェアトレードといった活動について知ることができるイベントです。
昨年度に行われた第1回開催では、多くの方々が来場され、用意した商品が完売となりました。そのため今回は、出展団体を増やし、会場の広さも2倍にしての開催となりました。
会場に到着し、さっそくミャンマーとバングラデシュの出展ブースを訪ねてみると、それぞれの国のおいしそうな料理が並んでいました。今回のイベントでは、料理はすべてテイクアウト用として展示販売をしており、購入した料理について知ることができます。また、実際にその国出身の方々が料理を販売していて、参加者と楽しそうに会話をしていました。
ミャンマー料理の特徴は、スパイスの使用が比較的抑えられている点と、油を多用する点です。一方、バングラデシュ料理の特徴は、味付けに塩のほか、クミン、唐辛子、ターメリック、コリアンダー、カルダモンといった香辛料を使うことだそうです。
↑ミャンマー(左)とバングラデシュ(右)の料理
取材をした私たちも実際に、ミャンマー料理のチャッターヒィン(チキンカレー)とバングラデシュ料理のシンガラ(ジャガイモの揚げ物)をいただきました。チャッターヒィンは甘口のカレーで食べやすく、シンガラは様々なスパイスの風味が味わい深かったです。どちらの料理も、それぞれの国の特徴が出ていておいしかったです。
代表の山本様にお話を伺いました。
——今回のイベントで出展しようとしたきっかけはなんですか?
市民の方々に、国際化についての意識を高めてもらおうと考えたことです。前回の開催では、親子連れなど若年層の参加者が多く、若者が持つ、国際化についての意識の高さを感じました。
また、このようなイベントは、私たちにとってもいろいろな国の文化を知る良い機会であり、市民の方々にどのようにしたら関心を持ってもらえるかを考える勉強会でもあります。自国の料理を販売している外国の方々との出会いの場にもなっており、横のつながりを広げられることも嬉しいです。
——このイベントを通じて伝えたいことはありますか?
今回のイベントに参加しなくとも、チラシなどを見ることで、このようなイベントがあることを知ってもらえます。身近に国際化について知ることができる場があるということを伝えていきたいです。
——今後の活動についてお聞かせください
国際セミナーやSDGsについてのセミナーを行っていますが、市民の方々に興味を持ってもらうのはなかなか難しいです。ですが、今回のイベントは、食べたいものを食べて、欲しいものを買うだけでいろいろな国の文化にかかわることができます。また、これをきっかけに興味を持ってくれたら嬉しいですね。このような、楽しみながら勉強できる場を増やしていきたいです。
取材を受けていただきありがとうございました
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