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掲載日:2024年12月20日

令和6年12月定例会 「自然再生・循環社会対策特別委員長報告」

副委員長 飯塚 俊彦

自然再生・循環社会対策特別委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されております案件は、「自然環境の保全・再生、地球温暖化・省エネルギー対策、廃棄物の処理及び資源循環社会の形成に関する総合的対策」でありますが、今回は、「資源循環社会づくりについて」審査を行いました。
審査に当たりましては、執行部から詳細な説明を受け、その後、質疑を行いました。
以下、主な論議について申し上げます。
まず、「廃棄物の適正処理に係る取組について、悪質な廃棄物処理業者は営業停止などにできているのか」との質問に対し、「立入検査において法令違反が確認された場合は、まずは行政指導を行い、悪質な場合は許可取消等の対応をしていく」との答弁がありました。
次に、「『埼玉県SDGs官民連携プラットフォームサーキュラーエコノミー推進分科会』におけるレアメタルの再資源化実証事業について、現在回収量が少ないとのことだが、今後どの程度の量を再資源化する予定なのか」との質問に対し、「昨年度、狭山市及び上尾市において実証実験を行い、電池や電池を内蔵した製品を約0.5トン回収した。今後は市町村のごみ処理施設への集積量等の調査を行い、その結果を踏まえ、どのように全県へ展開するのか検討していく」との答弁がありました。
次に、「サーキュラーエコノミーの県内の認知度は県民が14%、事業者が16%となっているが、この数字についての分析や評価を伺う。また、周知のためにどのような取組を行っているのか」との質問に対し、「県民の認知度は微増しているものの高くないと認識している。また、浦和レッズや商業施設との連携の中で、県民が実際に行動に移してもらえるよう啓発を行っている。事業者に対しては、サーキュラーエコノミーの仕組み自体を理解いただけるよう、金融機関、経済団体等と連携し、情報発信を含めた啓発を行っている」との答弁がありました。
以上、審査経過の概要について申し上げましたが、本委員会に付託されております案件につきましては、今後とも引き続き審査する必要がありますので、閉会中の継続審査事項として御決定くださいますようお願い申し上げまして、本委員会の報告を終わります。

 

  • 注意:氏名の一部にJIS規格第1・2水準にない文字があるため、第1・第2水準の漢字で表記しているものがあります。

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