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掲載日:2024年12月20日

令和6年12月定例会 「文教委員長報告」

副委員長 高木 功介

文教委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されました案件は、議案3件及び請願1件であります。
以下、これらの議案等に関して行われた主な論議について申し上げます。
まず、第121号議案について、「債務負担行為の設定のうち、県立学校体育館整備について、防災拠点校とあるが、何校あり、どのような基準で選ばれているのか」との質疑に対し、「高校再編により令和7年度末をもって統合の対象となっている1校を除き、36校である。選定基準は、阪神・淡路大震災の教訓を踏まえ、防災拠点校選定当時の埼玉県震災対策計画に基づき、密集市街地や地盤が弱い県南部・東部地域を厚く配置した」との答弁がありました。また、「県立高等学校再編整備で不要になった校舎等はどのような利用方法を考えているのか」との質疑に対し、「未利用となった学校施設は、教育局内で定める、未利用地の利活用の方針に従い順次手続を進める。まずは庁内利用の希望を募り、希望がなければ、地元の市町村に利用の希望を聞く。そこでも希望がない場合は民間への売却等を検討するという手順で進めており、今回の6校については、具体的に現時点で決まったことはない」との答弁がありました。
このほか、第157号議案についても活発な論議がなされ、第155号議案については、執行部からの詳細な説明をもって、了承した次第であります。
以上のような審査経過を踏まえ、本委員会に付託されました議案3件について採決いたしましたところ、いずれも総員をもって、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
次に、請願について申し上げます。
議請第4号につきましては、請願者3,909名を追加したい旨の申請が請願者からあり、これを了承し、審査したところであります。
審査におきましては、不採択とすべきとの立場から、「それぞれの項目について、必要な取組の推進や国への働き掛けなど、適切な対応が既に実施されていることが認められる。また、給食費の無償化については、地域や学校の実情に応じた取扱いがある中で、一律無償化することは、財源の確保や公平性、柔軟性の観点から慎重な判断が必要である」等の意見が出されました。
次に、採択すべきとの立場から、「教員の未配置未補充問題は、現場の教員を疲弊させるばかりでなく、児童生徒にも大きな影響を及ぼす。教職員を増員することは喫緊の課題である」との意見が出され、採決いたしましたところ、賛成少数をもって不採択とすべきものと決した次第であります。
次に、所管事務の調査として、「県立学校で使用する自動車の管理について」質問が行われました。
その中で、「県立学校で使用している自動車はどれだけあるのか。また、県内私立学校での事故を受け、教育局としてどのような対応を取ったのか」との質問に対し、「県立学校で使用している自動車は合計113台で、グラウンド整備などに使用している。今回の事故を受け、全県立学校に対し、自動車の適切な管理を徹底するよう指示するとともに、各学校の自動車や鍵の管理状況について緊急点検を行った。また、校長会議で、自動車の鍵を校長があらかじめ指定した場所に施錠して保管するなど、管理を適切に行うよう周知徹底を図った」との答弁がありました。
また、「自動車や鍵の管理について、管理責任者を明らかにして、学校として管理を徹底すべきだと考えるがいかがか」との質問に対し、「今回の点検で、自動車の管理責任者の指定や、台帳の記録についても確認し、不備がある場合は既に是正をさせている」との答弁がありました。
以上をもちまして、本委員会の報告を終わります。

 

  • 注意:氏名の一部にJIS規格第1・2水準にない文字があるため、第1・第2水準の漢字で表記しているものがあります。

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