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掲載日:2024年7月12日
Q 阿左美健司 議員(自民)
本年1月の能登半島地震では、道路をはじめとする社会インフラが大きな被害を受けました。そして半島部の限定された幹線道路が被災したことが、復旧と支援の障害の要因の一つと考えられています。災害発生時の迅速な復旧や支援において、強靱な道路ネットワークの重要性が改めて認識されたところです。
こうしたことも踏まえ、埼玉県の面積の4分の1を占める秩父地域では、災害に対する事前の備えとしてバイパスの整備や狭あい区間の改善などを進め、地域のレジリエンス、回復力を高めていくことが極めて重要となっています。
秩父地域では、災害対策のほかにも人口減少や高齢化、観光振興など多くの課題に直面しており、活力ある秩父地域を支えるためにも基幹となる道路や生活を支える身近な道路の整備により、交通環境の更なる充実を将来にわたって図っていく必要があります。
秩父地域の県市町村会議員で構成する秩父地域基幹道路建設促進議員連盟でも要望しておりますが、特に現在事業中である一般国道140号大滝トンネル、長尾根バイパスの事業推進のほか、一般国道299号横瀬・秩父・小鹿野間のバイパス、秩父地域と比企地域を結ぶ定峰峠や本庄児玉地域を結ぶ間瀬峠のトンネル化などについては、秩父地域の安心・安全の確保、持続的な発展のために必要なものであります。
そこで、地域の実情等を踏まえ、秩父地域の道路整備をどのように進めていくのか、県土整備部長にお聞きします。
A 吉澤隆 県土整備部長
秩父地域の道路整備につきましては、中山間地域の特色を踏まえ、災害対策や地域振興など、地域の安全性と活力を高めるための強靭な道路ネットワークの構築が特に重要であると認識しております。
このため、地域の基幹道路となる西関東連絡道路を形成する大滝トンネルや、長尾根バイパスの整備に取り組んでおります。
大滝トンネルにつきましては、本年3月にトンネルが貫通するなど、早期完成に向け、整備を進めているところでございます。
また、安全で円滑な交通を確保することを目的として、県道長瀞玉淀自然公園線など26か所でも、バイパスや現道拡幅などの整備を実施しております。
今後の道路整備につきましては、現在進めている事業を着実に推進させることを第一に、地域の実情を的確に捉えながら、道路ネットワークの重要性の観点や地元の意見なども踏まえて、取り組んでまいります。
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