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掲載日:2024年7月4日
Q 細田善則 議員(自民)
愛媛県の自転車安全利用促進条例では、第6条に、自動車等運転手の責務として、自転車との安全な間隔の保持又は徐行を促す規定を設けています。それに基づいて、自転車の側方を通過するときは、1.5メートル以上安全な間隔を保つ又は徐行していただくように呼び掛ける「思いやり1.5m運動」という、愛媛県独自の交通安全啓発事業を展開されています。
私は、自動車の運転手だけが気を付ければこの問題が解決するわけではなくて、例えばなんですが、自転車の運転手の方も抜かれる際にペダリングをやめてふらつかないようにして抜いてもらうとか、ほかにも同じ車両同士で抜いたり、抜かれ返したりということの回数が頻繁に起こると、本当にサイクリストの中でよく言われるんですが、一度追い越された車両に追いついても、次に追い越さない。また、その方が自分を抜かなければならないということが発生するので、追い越し返さないという、そういったマナーのいいサイクリストが心掛けていることも大切だと思います。
お互いに思いやりある安全な追い越しが、本県に定着することを目指して伺います。本県も間隔の目安を数値で表して標語やルールを作り、自動車又は自転車の運転手双方に伝わるように広報する必要があると思いますが、県民生活部長に御所見をお伺いいたします。
A 真砂和敏 県民生活部長
自動車が自転車を追い越そうとする時は、道路交通法では、できる限り安全な速度と方法で進行しなければならないと定められており、その場合には、急な自転車の転倒なども予測しながら運転する必要があります。自転車が自動車に追い抜かれる際に抱く危険性について、国が、過去に行った調査によりますと、自動車の速度が50キロメートルでは、間隔が1メートル以下で自転車は危険を感じるなどの結果が出ております。そのため、自転車に圧迫感や危険性を感じさせないように追い抜くための安全な間隔としては、最低でも1メートル以上必要であり、それ以上の間隔がなければ、安全で快適な自転車利用環境とならないと考えております。
自転車利用者の安全を確保するためには、自動車が自転車を追い抜く際の安全な間隔を明確にすることは重要であると考えておりますが、道路環境や交通の状況等が同一ではないため、場所によって安全な間隔は異なってまいります。また、自転車が関係する交通事故の多くは、自転車側にも何らかの法令違反が認められております。
議員お話のとおり、運転には、お互いに思いやりを持つこと、これが重要かと思っております。そのため、県では、自動車運転者に対する自転車の側方通過時の安全な間隔保持、あるいは自転車利用者に対する交通ルールの遵守について啓発してまいります。
併せて、自転車を追い抜く際の安全な間隔など、具体的な事例を交えながら、思いやり運転の意識を醸成させるような広報啓発活動を推進してまいります。
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