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ページ番号:201436
掲載日:2024年7月4日
Q 細田善則 議員(自民)
自動車が歩行者や自転車等を追い越す際のルールについてお伺いいたします。しっかり間隔を空けて適正な速度まで落とす思いやりあるドライバーさんが大多数である一方で、追い越すときにわざとぶつかるすれすれをアクセルをあおりながら抜き去っていく乱暴なドライバーも少なくありません。
自動車が歩行者や自転車を追い越す際に適切な距離を保たなければならないことは、道路交通法上でもはっきり明記してあります。第18条で、歩道と車道の区別がない道路を車が通行する場合は、歩行者と車の距離を安全に保てるように間隔を空けて徐行運転で通行しなければならないこと、第28条では、ほかの車両を追い越そうとするときは、右側をできるだけ安全な速度と方法で進行しなければならないとありまして、ともに反則金と懲役が規定されております。
事前に県警本部に状況をお伺いいたしますと、これらの違反はほかの違反に比べて検挙される件数は少ない違反だということです。ですので、教習所を卒業してからドライバーはその知識と意識が徐々に薄れていって、いつの間にか追い越す際に間隔を空けないことが習慣化、当たり前、そのドライバーのくせになってしまっているということだと思います。
そこで、自動車の運転者に対して両条文で規定される義務違反についての指導、教育はどのように行っているか、警察本部長にお伺いいたします。
A 原和也 警察本部長
まず、警察が運転者に対し実施する主な交通安全教育といたしましては、免許証の更新時講習や安全運転管理者等講習、事業所における交通安全教育があります。これらの教育では、交通事故情勢や交通ルール、交通法令の改正等の説明を行い、安全運転に必要な知識や安全意識の向上を図ることとしており、昨年は、更新時講習については約100万人、安全運転管理者等講習については約1万8,000人、そして事業所における交通安全教育については約2万7,000人の方が受講をいたしました。各講習におきましては、先ほど申しましたとおり、主として最近の事故情勢等について説明を行っているのでございますが、このほか、「自転車の保護」をはじめとする交通の方法等について記載した交通教本等の学習を受講者に求めているところでございます。
今後、自転車等の関係する交通事故の減少を図るためには、議員御指摘のとおり、運転者に対する安全教育を徹底することも重要であると考えております。
警察といたしましては、自転車等の特性に配慮した安全運転に関する運転者教育を一層推進するなど、今後とも交通事故の抑止のための諸対策を強力に推進してまいります。
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