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ページ番号:201422
掲載日:2024年7月4日
Q 細田善則 議員(自民)
ACP推進のために作られたツール、今答弁でありましたとおり、埼玉県医師会が県の助成で作成していただいた「私の意思表示ノート」をはじめ、様々な厚生労働省はじめ各病院なども作成したものがあります。
どれも医療的ケアを決めるというACPのコアの部分にはしっかり作り込まれているものだというふうに思いますが、私が実際に利用者の目線になって使ってみると、少し物足りない項目があります。それは、一番初めの自分の大切にする価値観について考える場面です。今のツールでは価値観がたくさん羅列してあって、選択肢の中からそれをチェックして選ぶ、又は大切な人と話し合ってよく考えてくださいと促すぐらいで、これでは本人の考えを十分引き出すことはできないのではと考えております。
私は、医療的ケアを決める前の下準備、本人の価値観の整理という領域をもっと丁寧に行うべきと考えます。このことをアドバンス・ライフ・プランニング(ALP)と定義する専門家もいます。
そこで伺います。ACPの推進と同時並行的に、本人の価値観の整理整頓を促すALPの領域にも力を入れるべきと考えますが、保健医療部長に御所見を伺います。
A 関本建二 保健医療部長
ACPは、もしものときに、本人が希望する医療やケアが行われるように、本人と家族や医療・介護の従事者が、前もって、繰り返し話し合うプロセスです。このプロセスの中では、希望する医療やケア以前に、「自分にとって何が大切か」というような人生観や価値観を整理することが重要です。そうした議員お話のALPは、ACPを進めていくにあたっては、その前提となるものですが、決して容易なことではありません。
ALPの概念をより効果的に取り入れることについて検討してまいります。
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