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掲載日:2025年3月27日
Q 須賀昭夫 議員(自民)
県には、毎年、河川の雑草刈払い、要するに草刈りを行っていただいておりますが、刈ってからしばらく時間がたつと雑草が再び繁茂し、背丈も非常に高くなってきています。私が子供の頃、現在ほど太くて長い雑草はあまり見かけなかったと思いますが、やはりこれも外来種なのか、それとも温暖化による環境変化の影響なのか、近年、本当に大きな雑草が増えてきたと感じています。
また、昔は野焼きも普通に行われていましたが、現在は全くと言っていいほど行われなくなり、以前と比べて雑草が自由気ままに、元気よく生えているように感じられます。
いずれにせよ、昨今では堤防の雑草が、堤防の上にある管理用通路や下側にある道路に覆いかぶさっている状況が県内各地で見られ、近隣住民の歩行や自転車、自動車での通行にも大きな影響が出ています。
私の地元川越市を流れる新河岸川や寺尾調節池においても道路側に大きな雑草が伸び、車両同士が擦れ違えない場所もあります。対向車をよけるために車を堤防側に寄せると、硬い茎で車に傷がついてしまうというようなこともあると聞いています。
実際、これは私も大分経験して今傷だらけですけれども、通行の妨げになるばかりか、危険を伴うこのような現状を勘案すると、雑草の繁茂が著しい道路に面した場所では、雑草の刈払い回数を増やすなどの対応が必要であると考えますが、県管理河川における雑草の刈払いはどのように実施しているのか、県土整備部長に伺います。
A 吉澤隆 県土整備部長
河川の雑草刈払いは、堤防等の異常を速やかに把握することなど「河川管理」を主たる目的に、台風シーズンの前後に、年2回を基本として行っております。
雑草刈払いに当っては、水際部分の刈払い面積を減らしたり、複数年契約を取り入れ諸経費の削減を図るなど、河川管理に必要な雑草刈払いに努めております。
一方、議員のお話にあった、河川やその周辺を利用される方々から雑草の繁茂による通行への支障に関する声は承知しています。
遊歩道など利用者が多い河川などでは、3回刈りを実施している箇所もございますが、限られた予算の中で、工夫しながら、引き続き適切な河川の維持管理に努めてまいります。
再Q 須賀昭夫 議員(自民)
3回刈払いしているところもあるというのは、私、初めて伺ったんですけれども、いずれにせよ、こちらの刈払いは、河川の管理のためにやっているというのが目的だということは分かりました。
しかしながら、刈払いを見ている住民の方々からは、そういう理由は分からなくて、邪魔だからやってくれているんだなということで思っていると思います。
限られた予算の中で、刈る回数を増やすことは現状では難しいということも分かりましたけれども、しかしながら、実際に河川やその周辺を利用されている方は困っているということも事実でありますので、何らかの対策を考える必要があるかと思いますが、もし刈る回数を増やすことが難しいのであれば、例えば管理用通路や道路に近い部分だけでも、雑草が生えないようにコンクリートで覆うなど、別の対策は取れないのでしょうか、改めまして県土整備部長に伺います。
再A 吉澤隆 県土整備部長
議員御提案の雑草が生えないような工夫は、限りある予算を有効活用するためには、重要な視点だと考えております。
これまでも、堤防上にある管理用通路では、通路の脇を幅1メートルのコンクリートブロックで覆い、雑草が生えないようにする取組等も行い始めました。
今後は、道路に面した堤防の下側につきましても、ブロックやシートによる防草対策の効果を検証するためにも、一部の河川から試行的に実施してまいりたいと考えております。
今後とも、良好な河川の維持管理が図れるよう努めてまいります。
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