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掲載日:2025年3月27日
Q 須賀昭夫 議員(自民)
次に、こちらも地元川越の話になりますが、私の周りにも文化財を所有している方が多くいらっしゃいます。特に、蔵など生活に密着した文化財を所有している場合、例えば実生活又は営業環境改善のためにエアコン等の付け替えをしようとしても、工事の上での制約があったり、内装工事をする際にも制限が多く、通常以上の費用や時間がかかるなど、大変苦労されているという話をよく聞きます。
また、文化財を所有していても、文化財そのものが収入を生み出すわけではなく、逆にコストの方がかかってしまい、何のために保存しているのか分からなくなってしまったという声さえ聞こえてきます。
本来、文化財を保存・活用することは県民全体の財産を守ることとなり、非常に有益なことをしているはずです。しかしながら、所有者に大きな負担がかかってしまっている現状を鑑み、私としては、何とかこの状況を救うだけではなく、文化財の魅力を活用することでメリットを生み出すことができないものかと考えております。
このような状況に対し、県はどのように所有者の支援に取り組んでいくのか、教育長に伺います。
A 日吉亨 教育長
議員お話しのとおり、文化財の修理などには様々な制約があり、所有者に御負担がかかる場合もあることから、県では、国・県指定文化財の修理などに対して、経費補助を行うとともに、民間の財団や企業による助成制度の案内も行っています。
また、近年では、文化財の修理や管理に対するクラウドファンディングや、保存に影響のない範囲で、文化財をイベントや飲食スペースなどに活用し、一定の収入を得る取組も行われ、県内でも活用事例が増えています。
県では、引き続き、経費補助のための予算の確保に努めるとともに、所有者に対し、利用可能な助成制度や有効な先行事例などについて、お知らせすることで、文化財の適切な保存と活用につなげてまいります。
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