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掲載日:2025年3月28日
Q 須賀昭夫 議員(自民)
環境省のホームページによれば、特定外来生物とは、海外起源の外来種で生態系や人の生命・身体、農林水産業への被害を及ぼすもの、また、そのおそれがあるものの中から指定され、国により現在まで162種が指定されています。
特定外来生物の中では、アライグマやクビアカツヤカミキリなどの動物や昆虫による農作物や樹木への被害が県内でも注目されていますが、指定162種の中には19種の植物も含まれています。例えば地元川越市で確認されたオオフサモは、流速の遅い水路やため池でよく生育して、時に水面を覆うほど繁茂し、水路が詰まるなどの被害を起こすおそれがあります。
昨年度、農作物への被害は生じませんでしたが、ナガエツルノゲイトウが県内の農地で初めて確認されたとの報道もありました。
今後、こうした特定外来植物による被害を生じさせないため、また、県や市町村、県民などがこれらを防除していくために、まず、国が指定する19市の植物が現在県内にどの程度侵入しているのか把握し、被害の防止を事前に図っていくことが重要だと考えます。
そこで、特定外来植物の県内への侵入状況についてどの程度把握できているのか、環境部長にお伺いします。
A 石井貴司 環境部長
国では、平成17年6月に施行された外来生物法に基づき、現在までに特定外来生物として19種類の植物を指定しています。
県では、これらの植物について、令和5年度及び6年度に県内全域を調査し、10種類の植物の侵入を確認しております。
このうち、ツルを伸ばし大きな葉でほかの植物を覆ってしまうアレチウリや、コスモスに似た鮮やかな黄色の花を咲かすオオキンケイギクは、全国的にも広く分布しており、県内でも多くの市町村で確認されております。
また、議員お話しの、水草の一種であるオオフサモは、県南部、東部を中心に21の市町で確認されており、その他のうち5種は8市町村以下に留まっております。
これまでのところ、土地の管理者などが必要に応じて駆除するなどにより、これらの植物による常態的な被害が生じるなどの事態は確認されておりませんが、生育地域は徐々に拡がっております。
今後も、引き続き、特定外来生物である植物の侵入状況について、定期的に把握をしてまいります。
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