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掲載日:2024年7月12日

令和6年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(小久保憲一議員)

「性の多様性を尊重した社会づくりの推進」-「県職員レインボー研修」の実施-

Q 小久保憲一 議員(自民)

本年1月、福祉保健医療委員会では順天堂医院を視察しました。同医院では令和2年5月より、患者がパートナーシップ宣誓制度の証明書を持参した場合の対応について、LGBTQをはじめとする多様な性的指向、性自認を有する方々が安心して診察、治療を受けられるよう、病院を挙げて環境整備を進めてきました。
研修は全職員対象、動画教材や複数名の当事者との対応を通して学んでいます。令和5年12月時点、延べ37回の研修を実施し、約350名の支援者(アライ)が生まれ、レインボーバッジをつけ、窓口等にレインボーフラッグを設置、バッジをつけている職員に「安心してご相談ください」と表示されています。こちらがレインボーバッジです。そして、こちらがレインボーフラッグになります。
私も、先日このセミナーに参加させていただき、当事者との対話がいかに大切かを痛感しました。そこで印象に残っていたのが、「性自認は全ての人が対象である」という言葉です。特筆すべきは、執行部の理解の下、職員自ら必要性を認識して取り組むボトムアップ型であり、当事者がワーキンググループに参加し、様々な経験に基づく適切な助言が推進力となっているとのことです。
一方、本県でも性の多様性の尊重推進研修を行っており、各課副課長級職員が約40分の動画を視聴し、その後、各課で内容を周知しているとのことです。研修内容について私も拝見しましたが、重要なのはその研修を受講した上で業務に生かしていくことです。本県の研修は個人での動画視聴であり、一方通行の知識のインプットにとどまっています。今後、当事者との対話により、業務の改善点を見いだすような研修へとブラッシュアップしていくべきと考えますが、知事の見解を伺います。

A 大野元裕 知事

県では、「埼玉県性の多様性を尊重した社会づくり条例」の基本理念を踏まえ、「性の多様性に関する理解の増進」、「相談体制の整備」、「暮らしやすい環境づくり」を三本柱として、様々な施策を実施しています。
これらを進めるに当たっては、議員お話しのとおり、職員一人一人が性の多様性に関する理解を深め、当事者の置かれた状況を認識することが重要です。
こうしたことから、県庁では「性の多様性の尊重推進員」を設置し、各所属における性の多様性の理解増進を進めてまいりました。
今年度は新たに、推進員だけではなく全職員向けに、当事者の声やロールプレイなど実践的な内容を盛り込んだ動画の視聴研修を行う予定であります。
他方、議員お話しのとおり、知識を身に付けることから一歩進んで、当事者との対話などを通じ、性の多様性への更なる理解を深め、今後の業務改善を先導できる職員を増やすことも重要と考えます。
当事者の方に安心して県の機関を利用していただけるよう、研修内容に更に工夫を重ね、職員の中にアライを増やす取組を力を入れてまいりたいと考えています。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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