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掲載日:2024年7月12日
Q 松本義明 議員(自民)
私自身には忘れられない光景がございます。平成28年の台風第9号、これは埼玉県全県を襲ったわけでございますけれども、私も地元の消防団員として活動をしておりました。腰までつかりながら、濁流に耐えながら、この不老川を渡った記憶がございます。
あの衝撃を受けた平成28年の台風被害を契機に、不老川では国の補助であります床上浸水対策緊急事業の採択を受け、約104億円の予算をもって河道拡幅やボトルネットとなっていた橋りょうの架換え、入間市においては大森調節池の拡張が進められました。現在、河道の拡幅は下流から順に進められておりますが、狭山市にかかる西武新宿線から上流、主に入間市分の約7.8キロメートルの区間については、いまだ河道拡幅が進んでおりません。いまだ時間50ミリ基準での整備すらできていない状況にあり、時間100ミリの雨が予想される中で、住民にとっては強い不安を感じている状況にございます。
本県に関しましては、不老川をきれいにする会や杉島理一郎市長をはじめとします不老川流域対策協議会からも、熱心な要望活動が続けられてきております。そこで、主に入間市分の河道拡幅未整備区間の河道拡幅、これを一刻も早く進めていただきたいと考えますが、県土整備部長に今後の見通しについてお伺いいたします。
A 吉澤隆 県土都市整備部長
不老川では、平成28年8月の台風第9号により、入間市や狭山市で床上浸水181件、床下浸水574件の浸水被害が発生しました。
このため、平成29年度から「床上浸水対策特別緊急事業」により、狭山市内で河道拡幅を2.4キロメートル、狭山市と入間市において橋りょう架換えを10橋、入間市内では大森調節池の拡張を進め、令和6年度中にこれらの対策が完了する予定でございます。
また、入間市分を含む西武新宿線より上流の河道拡幅に当たっては、まずは、河川整備計画に位置付けられている調節池を狭山市内で新たに整備する必要があります。
このため、令和5年度に調節池の位置を検討するための測量や地質調査を実施してまいりました。
令和6年度は、この調査結果をもとに地元市と連携しながら具体的な整備箇所の選定を進めてまいります。
今後は、入間市分を含む上流の河道拡幅未整備区間につきましても、調節池の整備と並行して測量や設計等を実施し、調節池整備後に速やかに工事に着手できるよう努めてまいります。
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