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掲載日:2024年7月12日

令和6年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(松本義明議員)

茶業研究所100周年を契機とした更なる狭山茶振興について-新たな取組-

Q 松本義明 議員(自民)

ただ今、部長の方から時代に合わせた様々な取組を御紹介いただきましたが、ここからは次の100周年を契機にという質問でございますので、次の100年に向けて狭山茶が埼玉県の特産品であり続けるというための観点からお伺いします。
消費者ニーズの変化や茶業者の担い手不足、後継者がいないなどの時代に合わせて変わっていかなければいけないというような課題がある中で、同じ茶所の京都府や静岡県では生産者が自由に使える新たな機能を持つ研究所の整備を進めていると聞いております。
そこで、日本三大銘茶の狭山茶においても、新たな時代に合わせた研究ラボの設立など、100周年を契機に将来に向けて狭山茶振興につながる新たな取組をすべきと考えますが、農林部長のお考えをお伺いいたします。

A 横塚正一 農林部長

近年、リーフ茶の消費が減少していることから、将来に向けて、若い世代のし好や、多様化する消費者のニーズに合わせた、商品開発に資する研究に取り組む必要があると考えております。
そのため、和紅茶、ほうじ茶、萎凋茶などの新しい愉しみ方に目を向け、お茶の栽培管理や製造方法による香気やうまみ成分の違い、機能性などを明らかにする研究に着手してまいります。
この研究の成果に、狭山茶の特徴である「自園・自製・自販」を行う各茶園独自の製茶技術と創意工夫が加わることで、多彩なテイストやフレーバーのお茶が生まれることが期待されます。
他方、生産面においては、茶業者の高齢化などにより、茶の栽培面積や生産量の減少が予想されることから、担い手への茶園の集積を進め大規模経営を可能にすることが必要です。
そのため、現在実施しているICT技術の活用に関する研究をさらに発展させ、より一層の省力化、効率化につながる栽培管理のDX化について研究を進めてまいります。
茶業研究所の100周年を契機に、狭山茶産地のさらなる発展に向け、しっかりと研究に取り組んでいきたいと考えております。

Q 松本義明 議員(自民)

ただ今、部長の方から大変力強いお言葉も頂いたわけですけれども、そのような新しい取組をするためには私たちも現場視察させていただいていますが、既存の施設では限界があると感じております。新たな研究施設の整備をして狭山茶振興につなげていく、この考えを持っております。そして、それは100周年に向けて、そういう観点からしますと今から検討が必要かと思いますが、農林部長、いかがでしょうか、お伺いいたします。

A 横塚正一 農林部長

本県が誇る狭山茶をこれからも発展させていくためには、今後も茶業研究所が生産者とタッグを組んで、時代に合った研究をしっかりと進めていくことが重要であると考えています。
議員お話の他県の事例調査を含め、生産者や県庁内外の関係者の御意見を伺いながら、茶業研究所100周年に向けて検討を進めてまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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