トップページ > 県政情報・統計 > 県概要 > 組織案内 > 企画財政部の地域機関 > 南部地域振興センター > 県民生活 > 南部地域NPO法人活動紹介 > NPO活動紹介(特定非営利活動法人ワールド・サポート・プロジェクト)
ページ番号:142445
掲載日:2021年11月1日
ここから本文です。
川口市を拠点に活動している特定非営利活動法人ワールド・サポート・プロジェクトを取材しました。今回は、同法人が主催した「第1回フェアトレードフェスタ川口」の会場にお邪魔しました。様々な国のフェアトレード商品の販売だけでなく、親子で楽しめるワークショップが用意されており、会場は多くの方で賑わっていました。
今回のイベントや法人の活動について、理事長の秋本さんにお話を伺いました。
ーワールド・サポート・プロジェクトではどのような活動を行っていますか?
私たちは、開発途上国での水環境整備や、日本での不用品を再生利用して途上国に送付しています。また、イベントにおける途上国での活動報告、フェアトレード商品の販売を通じて、途上国を支援しています。2016年には、彩の国さいたま国際協力基金の助成を受け「ラオス農村部に飲料水を設置する支援事業」を実施しました。
また、川口市立高校の部活動「JRC朋友会」の生徒たちとの交流を通じて、国際協力についての理解を深める活動を行っています。
ー今回のフェアトレードフェスタを開催しようと思ったきっかけは?
「他県や他市町村が行っているような国際交流とは違ったイベントを実施したい」と思ったことがきっかけです。
都道府県別在留外国人数については、埼玉県が全国で第5位です。市町村別では、特別区及び政令指定都市を除くと川口市は全国で第1位です(法務省 在留外国人統計 平成29年12月末時点)。また、川口市は平成30年4月に中核市へと移行しました。そのような状況の中、川口市には「国際交流の場」がまだまだ少ないと感じていました。今後、中核市として川口市が国際協力に積極的な市となるよう期待しています。
ーイベント開催に当たってこだわった部分は?
とにかく来場者、特に親子が楽しめるイベントにしたいと企画を考えました。ワークショップでは、親子で楽しんでいる様子が微笑ましかったです。
出展団体に対しても、自分自身で丁寧に説明しました。30団体を目標としていましたが、今回は20団体に協力していただきました。
ーどのような点で苦労しましたか?
いかにして広報し、来場者を増やすかという点です。地元のラジオ局であるFM川口を含めて2局でPRしたほか、新聞やコミュニティ誌にも掲載していただきました。
また、川口市内の小学校及び中学校の全校にチラシを配布しました。
ー今回のフェアトレードフェスタでは、ボランティアスタッフ、民間企業、学生によるNPO法人等様々な方々と連携していますが、他団体と連携することについてどのように考えていますか?
1団体の活動では人や資金に限度があり、思うような活動ができない事が多々あるかと思います。そんな時には、同じ目的を持った団体との連携や協力が必要だと考えます。特徴ある団体間の交流や連携こそがこれからのNPO活動に必要ではないでしょうか。
―最後に、県民の方々に向けたメッセージをお願いします。
まずは御来場くださった皆様に感謝したいです。一般の方々がフェアトレードについて興味を持ち、仕組みを知って、商品を購入してくださったことに「ありがとう」と言いたいです。今回は初めの一歩ですが、フェアトレードタウンを目標に少しでも活動を進めていきたいですね。
今回のフェアトレードフェスタは川口市での開催でしたが、今後は埼玉県全体での活動として開催したいです。イベントを通じて、SDGsの目標17項目の推進にも協力できるような面白いイベントになると良いと考えています。
秋本理事長(写真右端)
今回のフェアトレードフェスタは、「フェアトレード」というキーワードの下、秋本さんの熱意によって多くの人や団体が集まり、その方々の協力で作り上げられた一体感のあるイベントだと感じました。出展者の方々の熱心な説明、それを興味深く聞く来場者の方々の表情がとても印象的でした。今後もぜひワールド・サポート・プロジェクトの活動に注目してください!
【NPO法人 ワールド・サポート・プロジェクト】 (理事長)秋本 佳之 (所在地)埼玉県川口市芝中田2丁目39番9号 (ホームページ)http://supportpro.org/ |
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください