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掲載日:2024年10月23日
Q 逢澤圭一郎 議員(自民)
栄調節池は第二大場川の超過洪水を軽減するための施設であると同時に、三郷中央地区の土地区画整理事業の開発により失われる湛水機能を補う調整池の役割も担っております。
しかしながら、実際には区画整理地内のほとんどの水は、一度第二大場川へと排水する構造になっております。そのため、第二大場川の水位が栄調節池の越流堤を越えないと調整池としての機能が果たされないため、区画整理事業の整備効果に見合った治水安全度が確保されていない状況となっております。
中川・綾瀬川緊急流域治水プロジェクトにおいても、栄調節池の弾力的な運用が掲げられております。大雨のときでもほとんど水が入っていない栄調節池について、第二大場川の水の状況や周辺地域の冠水状況を踏まえながら、早い段階で調節池内に水を入れることができるよう弾力的な運用について、県土整備部長の御所見をお伺いいたします。
A 吉澤隆 県土整備部長
栄調節池は、第二大場川の洪水調節を行う機能と、土地区画整理事業地内に降った雨を一時的にためる機能を併せ持つもので、周辺地域に降った内水も第二大場川を介して流入する構造となっております。
このため、短時間に局所的に強い雨が降ると、栄調節池への洪水の流入が始まる前に、周辺地域で内水被害が発生していることも確認しております。
24時間で260ミリの降雨を記録した令和5年6月の大雨では、調節池容量のですね、98パーセントとなる7万8,600立法メートルの洪水を受け入れ、第二大場川の氾濫を防止しました。
このような状況を踏まえ、中川・綾瀬川緊急流域治水プロジェクトにも内水を早い段階で受け入れる調節池施設の弾力的運用の具体的な方策を位置付けておりますので、今後、地元三郷市と連携して検討を進めてまいります。
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