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掲載日:2024年10月23日
Q 逢澤圭一郎 議員(自民)
埼玉県でも公営企業としてさいたま市と共に浦和競馬、県営競技として大宮競輪、西武園競輪が行われております。主催者として競技によるデメリット、いわゆる依存症への対策を行わなければならないと考えます。
もちろん県民がギャンブルとして行うものには、パチンコ、パチスロといった遊技や中央競馬、他団体が行う競輪、競馬、競艇、オートレースなど本県主催でないものが多い状況ですが、社会的問題となっているギャンブル依存症をなくしていく取組に対して、財源を明確にして取り組むことも必要かと考えます。
収益に対して数パーセントを、先ほども申し上げましたように中高生の予防対策だとか、重症化させないための取組に充てると明確にする必要があると考えますが、大野知事の御所見をお伺いいたします。
A 大野元裕 知事
ギャンブル依存症は、単なる個人の問題だけでなく、経済的な問題、家庭の崩壊、心理的・身体的な健康問題、犯罪行為の増加など、社会全体に深刻な影響を与える大きな問題として捉え、対策を講じなければならないと考えます。
特に、若年者は脳の発達が未熟であるため、ギャンブル依存症のリスクが高くなり、学業の中断などが生じるだけでなく、将来の健康的な生活に深刻な影響を与えると指摘されています。
また、年代を問わず、重症化を防ぐためには、早期の相談や治療につながることが有効であります。
このことからも、若年層の予防対策や重症化させないための取組は、重要と考えます。
ギャンブル依存症対策についての真に必要な取組につきましては、毎年度の予算編成の中でしっかりと実施ができるよう対応をいたします。
再Q 逢澤圭一郎 議員(自民)
公営競技事業特別会計から一般会計の繰出金、いわゆる公営企業事業での本県の収益なんですが、これはちょっと聞いたところによりますと、施設の改修費や設備投資等によって年度ごとにかなり間違いはあるそうですけれども、過去10年の平均だと年間10億を超えているんですね、収益。一般会計に繰入れているやつですね。
一方、依存症対策の決算額を見ると、令和3年から令和5年の3年間は500万円から600万円程度、今年度の予算も500万円強となっております。各年度ごとに必要な経費を予算編成でと今おっしゃっておりましたけれども、これで必要な経費と言えるんでしょうか、お答えいただきます。
再A 大野元裕 知事
議員からは、ギャンブル等依存症対策について必要な予算が充当されているか、という御質問をいただきました。
ギャンブル等依存症対策につきましては、ギャンブル等依存症専門会議などにおきまして、様々な立場の方、また専門の方々の御意見を頂戴して、真に必要な取り組みを指摘をしていただき、毎年度の予算編成の中で、国庫補助制度も活用しながら、施策を講じているところでございます。
今後とも、引き続き関係機関、団体、専門家の皆様に御意見をいただき、必要な予算であるかどうか、必要な措置であるかどうかについて御判断をいただき、検討して参ります。
再々Q 逢澤圭一郎 議員(自民)
公営企業、県営企業を実施している県が主体ですね、主体としてやっぱりギャンブル依存症をなくしていくというこの意思を明確に伝えていただきたいんですね。
もちろん私も、この予算は少ないと思っております、いろいろな御要望ありますので。今、私が教育長や保健医療部長に聞いたことも進めていただければ、多分もう少し予算は増えていくものだと思いますけれども、これは知事としては、ギャンブル依存症をなくしていくためにこれまで以上に財源も確保して取り組まれていくという考えでよろしいのか、御答弁をお願いいたします。
再々A 大野元裕 知事
地方自治法が定めているとおり、地方自治体は最小限の予算で、最大限の効果を得る必要があります。
我々といたしましては専門家の御意見をいただきながら、施策に必要な財源については、着実に確保して参りたいと考えます。
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