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掲載日:2024年10月23日
Q 逢澤圭一郎 議員(自民)
本年8月5日に開催された国土交通省関東地方整備局の事業評価監視委員会で示された東埼玉道路の計画変更では、3点の変更が盛り込まれました。その一つ、軟弱地盤層の確認による盛土構造から橋りょう構造への変更についてですが、中川に並行する延長約1.3キロメートル区間の地盤改良について、深さ約50メートルまで軟弱地盤層があることから、橋りょう構造への工法変更により45億円の増額とされています。
委員会における資料を見ますと、当初計画では平成21年度の費用調査の結果を基に盛土構造としたことが見て取れますが、令和3年度の追加調査により橋りょう構造に変更になったかと思われます。盛土構造から橋りょう構造への変更は非常に大きな変更であると考えますが、なぜ今このタイミングで工法を変更しなければならないのか疑問が残ります。
そこで、(1)工法変更に至った経緯について、県土整備部長にお伺いいたします。
A 吉澤隆 県土整備部長
東埼玉道路の自動車専用部における中川に並行する1.3キロメートル区間の工法変更につきましては、令和6年7月に国土交通省関東地方整備局から説明を受けました。
この区間の盛土構造については、昭和63年の都市計画決定時から計画されていたものであり、平成21年度に一般部の事業のために行ったボーリング調査の結果においても構造の変更はございませんでした。
令和2年度に自動車専用部が事業化され、事業着手に伴うボーリング調査を令和3年度に追加で実施したところ、軟弱地盤の層が想定よりも深いことが判明したとのことです。
そこで、国において軟弱地盤対策の検討を進めたところ、自動車専用部の構造が盛土構造より経済性や施工性等の観点から優位である、橋梁構造へ変更するものと伺いました。
再Q 逢澤圭一郎 議員(自民)
平成21年が一般部の道路のボーリング調査、令和3年度が自動車専用部のボーリング調査ということで2回行ったということですけれども、本来、平成21年のときに一緒に行うべきものなんじゃないでしょうか。今後、大きな事業を進めていくわけですから、そのときにしっかりとボーリング調査をかけて予算立てするもんだと思うんです。
小さな工法変更というのは状況に応じて必要になってくることがあると思いますけれども、大きな変更というのはなるべくないように事前準備をしていかなければ円滑に事業が実施できないものと考えますが、県土整備部長の御答弁を求めます。
再A 吉澤隆 県土整備部長
議員御指摘のとおり、事業実施にあたっては大きな変更がなるべく生じないよう、調査、設計などの事前準備を行うことが重要であり、このことが円滑な事業実施につながるものと考えます。
今回の国の工法変更は、自動車専用部の具体的な設計を進めるために実施した追加ボーリング調査の結果、当初の想定とは異なる軟弱地盤対策が必要になったものと伺っています。
東埼玉道路のような大規模な事業では、事業の進捗の中で適宜適切に見直しを行う場合がございます。
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