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掲載日:2024年10月23日

令和6年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(逢澤圭一郎議員)

県立特別支援学校の過密対策について-高校内分校の今後の在り方について-

Q 逢澤圭一郎 議員(自民)

本年4月に県立三郷特別支援学校三郷北分校が開校いたしました。私も地元の議員として開校式、入学式に参列させていただきました。16名の生徒が入学しましたが、卒業後の一般就労を目指す中で、高校生徒との交流をはじめ様々な経験を積み重ねることができ、正に自立と社会参画につながっていくと感じているところです。
本県の高校内分校は、平成20年に3校が開校して以来、令和3年度から今年度までに新たに10校を開校。現在13校ありますが、各学校の生徒数は少数であり、私はできることならば高校内分校を増やしていくことが望ましいと考えております。
高校内分校における現在の課題と今後の在り方について、教育長の御所見をお伺いいたします。

A 日吉亨 教育長

高校内分校では、分校の生徒が、高校の生徒とともに文化祭や体育祭、体育、音楽の授業に参加するなど、交流及び共同学習を実施しております。
また、それぞれの生徒は、同じ校舎内で学校生活を送っており、日常的な交流も生まれております。
こうした交流などを通じて、分校では、生徒が自らの得意な面に気づき、力を発揮することで、自信を深め、積極的に社会に参加する主体的な意欲を育んでおります。
また、高校生は、分校の生徒をより身近に感じることで、共に学び、共に生きる在り方について、理解を深めております。
そのため、議員お話しのとおり、高校内分校は生徒同士が様々な経験を積むことのできる有意義な場であると認識しております。
一方で、一部の高校内分校において、入学者数が募集人員に満たない状況があり、今後、入学する生徒や保護者のニーズを正確に把握することも課題と考えております。
今後、県では、これまでの取組の成果と課題を検証するとともに、地域の高校内分校に対するニーズ、高校の施設の状況、特別支援学校の過密状況などを勘案しながら、高校内分校の今後の在り方について総合的に検討してまいります。

再Q 逢澤圭一郎 議員(自民)

現在、通信制とか定時制とか多様な選択肢が出てきていると聞いております。そういった中で、やはり私としては普通高校の生徒と一緒に一般就労を目指していく取組というのは、やっぱりこのインクルーシブ教育につながる、進めていく第一歩となると思うんですね。
その観点から私としては更なる設置に取り組んで頂きたいと思うんですが、再度、御答弁をお願いいたします。

再A 日吉亨 教育長

議員お話しの、インクルーシブ教育の観点からということでございますけれども、高校内分校におきましては、今仰られた、一般就労を目指した職業教育に重点を置いており、障害のある生徒の自立と社会参加に向けた、重要な学びの場となっております。
また、障害のある生徒と障害のない生徒が共に学ぶ場としても、有意義であると考えております。
県といたしましては、繰り返しになってしまいますが、これまでの取組の成果と課題を検証する中で、生徒や保護者のニーズをしっかりと分析をさせていただきまして、今後の在り方については、総合的に検討してまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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